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ウラジーミル・シクリャローフ インタビュー!(2ページ目)

ロシアの至宝、マリインスキー・バレエがこの冬来日公演を敢行! 『白鳥の湖』『ロミオとジュリエット』『愛の伝説』『ジュエルズ』の豪華4作品を披露します。ここでは来日に先駆け、プリンシパルのウラジーミル・シクリャローフにインタビュー! 作品、そして公演への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


『愛の伝説』はマリインスキー劇場で生まれた作品です。マリインスキーのダンサーとしては、やはり想い入れが深いのでは? 初演時のキャストに指導を請うようなことはあるのでしょうか。

シクリャローフ>初めてフェルハドを踊ったのは3年ほど前のこと。レジェプムィラト・アブディエフさんに教えを請いに行きました。アブディエフさんは『愛の伝説』が誕生した当時活躍していた方で、フェルハドという役をいちから掘り下げ、誰よりも把握しています。

僕自身が納得できるように一緒につくり上げてくれる唯一の先生であり、大先輩でもあります。アブディエフさんには、役作りも含めてさまざまなアドバイスをしていただきました。本当に大切なことをたくさん学ばせてもらったと思っています。

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(c) Sasha Gouliaev 


古典的バレエとは踊り方が違いますが、どのように感じましたか?

シクリャローフ>スタイルが他の古典作品と違うだけで、古典的バレエ作品だと思います。チャイコフスキーの『白鳥の湖』とも近いものがあるのを感じます。グリゴローヴィチ版の『白鳥の湖』をボリショイ劇場で踊ったことがありますが、とにかくとても大変でした。

グリゴローヴィチさんの演出は、全く気を抜く間がない。ステージに立っていないときも、ずっと張りつめている、何か独特の緊張した空気があるのを感じます。グリゴローヴィチさんの振付作はどの作品もそうですよね。『石の花』しかり、『スパルタクス』や『イワン雷帝』、もちろん『愛の伝説』もそうです。踊るのは大変ですが、踊り切ったときは大きな感動がある。ダンサーとして、非常に踊り甲斐のあるバレエです。

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(c) Sasha Gouliaev 



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