マネジメント/マネジメントのおすすめ書籍

読んでてよかった!起業前におすすめのビジネス書5選

起業関連セミナーが人気です。ネットという誰もが簡単に参入できる市場が確立されたこともひとつの要因となり、自分も起業したいと考える人が増えているようです。そうは言っても、起業はなまやさしいものではありません。起業を本気で考えた時に、まず何をするべきなのかは悩ましい問題です。そんな時、頼りになるのは書籍情報です。起業を思いたったら読んでおきたい、厳選ビジネス書を5冊紹介します。

大関 暁夫

執筆者:大関 暁夫

組織マネジメントガイド

起業とは何か、その真意を知る一冊

■金持ち父さんの起業する前に読む本 / ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター

まず1冊目はそのものズバリのタイトル本です。ロバート・キヨサキ氏は、ナイロンとマジックテープを使った財布を考案し、それを販売する会社を興し世界中で驚異的な売り上げを記録。短期間に莫大な財をなした起業ビジネス界の大成功者です。自身の父と自身の成功体験を元につづったシリーズ第一弾「金持ち父さん、貧乏父さん」は、世界中で大ベストセラーを記録しています。

 

この本はベストセラー・シリーズの基本的な考え方を踏襲しつつ、成功するビジネス起業に向けより実践的なステップを解説した一冊です。従業員からスモールビジネスオーナーを経てビッグビジネスオーナーになり、最終的には投資家をめざすという道筋についての教えを説くと共に、10のレッスン形式で起業に際して真の起業に向け知っておくべき知識や常識について、経験談を踏まえて教えてくれるものです。

会社を辞める前にやっておくべき宿題は何なのか、また「父ちゃん母ちゃんショップ」的スモールビジネスを脱し、ビッグビジネスへの移行を果たすためのチームの作り方等々、若干アメリカ的な要素はありながらも日本で起業する我々にも大いに役立つ実践的な話がたくさん盛り込まれています。ところどころに登場する、共著者であり公認会計士兼企業CEOのシャロン・レクター女史は、それぞれのレッスン項目についてより具体的なアドバイスを加えてくれます。

私個人も起業前に読んで、起業に関する誤解を解消し大いにためになった一冊でありました。

起業に向け、必要な心構えを身につける一冊

■誰でもできるけれど、ごくわずかの人しか実行していない成功の法則 / ジム・ドノヴァン

日本の著名な経営者でも、この本を愛読書とされている方も多いという名著。一言で言うなら、起業に向かう心構えの書です。1項目ごと基本は1見開きで構成され、全体が74項目から構成されています。参考までに以下に、「今すぐ、はじめる」のスタートから、最終「成功すると決心する」まで、順にめぼしい項目タイトルを拾ってみましょう。

「自分で自分をほめる」「ネガティブな態度をやめる」「感謝の気持ちを持つ」「できると信じる」「夢を壊す人を避ける」「手に入れたいものを毎日想像する」「夢を持ち続ける」「ゴールを具体的に書く」「健康を最優先する」「安全地帯から出る」「得るもの・失うものを書く」「きちんと計画を立てる」「必ず優先順位を決める」「夢を細部まで思い描く」……。

 

ビジネスにおける成功者が書いているいわゆる精神修練本のエッセンスの大半は、この書に盛り込まれてると言っても過言ではありません。この一冊、起業後も事あるごとに何度も何度も読み返す価値ある名著であると思います。ちなみにガイドも、弊社運営のカレー店開店に向けて、店長と毎日1項目ずつ本書の読み合わせをして無事に開店にこぎつけた経験があります。以来4年店長は順調な店舗運営をしております。
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