中国新幹線「高鉄」の乗車の流れ
ホームへと続くゲート。飛行機にやや似ている乗車の流れ
巨大な電光掲示板で出発時間やゲートの場所をチェック
まず、列車駅の構内に入る際に、荷物検査があります。2017年6月現在、荷物検査の際の身分証明書の提示はほとんど実施されていませんが、携帯は義務付けられているので、パスポートの準備はお忘れなく。
構内に入ったら列車番号(高鉄の列車番号は頭に「G」がつくナンバー)の表記されたゲートを見つけます。ゲートは新幹線ホームへの入口で、出発の10~20分前に開きます。いつゲートが開くかわからないので、トイレなどをすましたていつでも乗れる状態でスタンバイしておきましょう。
ゲートが開いたら改札で切符検査になります。列車駅で購入した切符は自動改札を通せますが、駅以外で購入した切符は「紅票」という赤いもので、自動改札は通らないので、乗務員にチェックしてもらってください。
ゲートをくぐってエスカレーターを降りていくとホームに入ります。しばらく経つと列車が入ってくるので乗り込みます。出発の数分前にはゲートが閉まってしまうため、日本のようにギリギリ乗車は無理なので、気を付けてください。
中国新幹線「高鉄」の乗車の注意点
荷物の制限は? 車内の食事は?
今後、更なる発展が期待される中国の高速鉄道
軽食や飲み物は支給されます。また、乗務員が食べ物や飲み物をワゴンに載せて販売していますが、クオリティは正直あまり高くないので、事前に準備しておくのがベターです。
高速鉄道には一等車と二等車があり、当然、二等車のほうが安いのですが、列車の旅を楽しみたいなら、2割ほど高くなっても一等車がおすすめです。一等車はゆったり二人掛けですが、二等車は三人掛け。しかも常客の多くが信じられない大荷物で、できるだけ自分の場所を広く取ろうと、隣の座席へとどんどん進出してきます。その押してくるパワーはなかなかのもので、中国ビギナーはかなり戸惑うことに……。1、2時間の乗車ならそれも楽しんでいられますが、長旅の場合は、できれば一等車を選択してください。