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Kバレエスクール 遅沢佑介インタビュー!(4ページ目)

この夏、横浜市鶴見区民文化センター サルビアホールで開催されるKバレエスクールのボーイズバレエサマースクール。クラスレッスン、コーチングを経て、最終日のショーケースで成果発表を行います。ここでは、指導にあたるKバレエカンパニーの遅沢佑介さんにインタビュー。サマースクールの意義とボーイズ期におけるレッスンの重要性についてお聞きしました。

小野寺 悦子

小野寺 悦子

バレエ ガイド

ダンス専門誌、劇場・カンパニー広報誌、公演プログラム、ウェブなどで執筆するほか、舞台・映画などエンターテインメント全般のインタビュー&執筆など幅広いジャンルで活動している。

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先生方から教わったこと、印象に残っている先生は?

ph

 

遅沢>いろいろな先生に習ったので、それぞれの方からさまざまなことを吸収させてもらいました。ハンブルクの先生はすごく厳しかったですね。ロシアの先生で、竹の棒を持っていて、脚を真横に開けと言っては、ちょっとでもできないとぺしっと叩くんです(笑)。かなり徹底的にしごかれました。ハンブルクにいたのは16~18歳くらい。今振り返ると、あの年代に徹底的にやっていて良かったなと思います。


遅沢さんの時代と今の子たちを比べて、違うなと感じる点はありますか?

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写真提供:鶴見区民文化センター

遅沢>貪欲ではないな、というのは感じます。いろいろなことを吸収してやるぞ、というものがないんですよね。もちろん、ひとにもよりますけど……。

この子は伸びるなという子は、バレエ馬鹿であること。バレエを中心に生活の全てが回っているようなタイプです。素質はもちろん大切ですけど、何よりバレエ馬鹿の方が伸びる。僕もバレエ馬鹿ですね。単純に好きだからやってた。努力も苦じゃなかったし、楽しかったから続けてた。

ただ僕は自分で考えてやってたけれど、今の子たちは言われたことをやる感じ。一聞いて十を知るではなく、十を聞いて一をやるような(笑)。こちらからたきつけたり、ということもしますが、それを受け止められるかどうかはやっぱり本人次第ですよね。

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