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Kバレエスクール 遅沢佑介インタビュー!(2ページ目)

この夏、横浜市鶴見区民文化センター サルビアホールで開催されるKバレエスクールのボーイズバレエサマースクール。クラスレッスン、コーチングを経て、最終日のショーケースで成果発表を行います。ここでは、指導にあたるKバレエカンパニーの遅沢佑介さんにインタビュー。サマースクールの意義とボーイズ期におけるレッスンの重要性についてお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


Kバレエスクールの特徴といえば?

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写真提供:鶴見区民文化センター

遅沢>やっぱり環境は違いますね。他のバレエ教室と比べても、すごく恵まれていると思います。あとKバレエスクールは男性ダンサーの育成に力を入れていて、男の子の割合はだいたい20%くらい。その年によっても違って、かなり多いときもありますね。ボーイズクラスもあるし、もちろん男女一緒に学ぶクラスもあります。ボーイズクラスで特に力を入れているのは、ジャンプや回転など。女の子よりはテクニックを重視しています。

カリキュラムがきちんとあって、卒業試験があって……と、しっかり段階が組み立てられているのもKバレエスクールの特徴だと思います。舞台に立つチャンスがあるのも利点です。スクールパフォーマンスもあるし、Kバレエ・ユース(若手ダンサーを中心としたジュニア・カンパニー)もあったりと、発表するチャンスがいろいろ用意されています。


Kバレエスクールからカンパニー入りし、主役に抜擢されるなど、近頃は生え抜きのダンサーも増えています。力のあるダンサーを輩出する理由は何だと思われますか?

遅沢>単純に目指すものがあるということ、カンパニーがあるということが強いと思います。カンパニーの舞台やリハーサルを観たりと、プロのダンサーに間近で接することがきる。この環境は大きい。

スクール生がカンパニーの本公演に出演することもあります。『くるみ割り人形』の子供たちもそうですし、『海賊』の海賊たちのひとりとか、『ラ・バヤデール』とか。ダンサーの過程を体験することができる、見ることができるのは貴重な経験ですね。

最終的にカンパニーに入れるかどうかは、基本的にスクールパフォーマンスの結果次第。最後のスクールパフォーマンスを見て、カンパニーに上げるかどうかを決めていくことが多いようです。

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