toの意味は「~へ」だけではない!
「音楽に合わせて踊る」もtoを使う
I went to school.
(私は学校に行きました)
I work from nine to five.
(私は9時から5時まで働きます)
これを見ると、toは「~へ」という向きを表す意味を持つように思えますが、実は次のような場面でもtoを使います。
We danced to the music.
(私たちはその音楽に合わせてダンスした)
This is the key to the door.
(これがそのドアに合うカギだ)
toは向きを表すと同時にそれが到達する地点を示すので、ダンスが音楽に到達したり、カギがドアに到達したりするのをイメージすることで、「~に合う」と比ゆ的に使うことができるのです。It's interesting to me.(それは私にとっておもしろい)のように、toの後に人が来ると、「~に到達する」が転じて「~のために、~にとって」という意味になります。
toとforの使い分けを把握しよう
前置詞forも「~へ、~にとって」という意味があり、forとtoのどちらでもいい場合があります。例えば、次のような例です。It's easy to me.
It's easy for me.
(それは私にとってやさしい)
ただし、toを使った場合とforを使った場合では、だいぶ意味が異なる例があります。次の文を見てください。
I listened ( )the song.
普通は、listen toで「~を聞く」という意味だと思いますよね。それでは、ここにforを使うと次のうちどちらの意味になるでしょうか。
1)その歌を一生懸命聞いた(実際に聞こえた)
2)その歌を聞こうと努めた(実際は聞けなかったかもしれない)
答えは次のページで!