トラベル英会話

「到達」を表す前置詞toを使いこなすコツ(3ページ目)

前置詞の基本の意味をとらえ、さまざまな場面で使いこなせるようになる方法をお伝えする「前置詞シリーズ」。今回は、go to~(~へ行く)といった場面でよく使われるtoを取り上げます。「~へ」といった意味以外の使い方も覚え、前置詞forやto不定詞との違いも身につけておきましょう。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

to の後に来る語で見きわめる

big city

「かつて住んでいた」のか「住みなれている」のか、toの使い方で変わってくる

前置詞toの基本的な意味と、forとの使い分け、そしてto不定詞との違いなどについてご説明してきました。前のページの答えは、以下のようになります。

a) I used to live in a big city.
ア)私はかつて大きな都市に住んでいた

b) I'm used to living in a big city.
イ)私は大きな都市に住むことに慣れている

used to ~は「かつて~したものだ」という意味で、toの後は動詞、to不定詞の文です。be used to ~は「~に慣れている」。toは前置詞で、後に名詞(または動名詞)が続きます。

このto不定詞と前置詞toの使い分けで特に注意してほしいのは、次の表現です。

I'm looking forward to meeting you.
(お会いできるのを楽しみにしています)

look forward to~で「~を楽しみにする」という慣用句になっていて、toは前置詞、後に続くのは名詞(または動名詞)なので、meet (会う)ではなくmeeting(会うこと)にしなければなりません。

会話の中でtoを使ってみよう!

それでは、実際に会話の中で前置詞toを使ってみましょう。

A: Are you going to the office?
B: Yeah. It's quarter to eight already.
A: It sounds strange to me. It's Sunday today!
A: 会社に行くの?
B: うん。もう8時15分前だ。
A: 変ね。今日は日曜日よ!

quarter to eightは「8時に到達するまでquarter=15分」ということで「8時15分前」となります。今度英文の中のtoを見直してみて、前置詞なのかto不定詞なのか、forと置き換えられるのかどうかといったことを、ぜひ考えてみてください。
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