順序と並び、場所も利用する
「呪文暗記法」のメリットは、順番通りに覚えられるだけでなく、場所も覚えられることです。例えば、中国で五・四運動、朝鮮半島で三・一独立運動が起こったことを覚えようとします。西から順に中国、朝鮮半島と位置しているので、
「五・四(=中国)、三・一(=朝鮮半島)」を、
「ごうよん(=中国)、さんいち(=朝鮮半島)」
と覚えます。
どうでしょうか。もうこれで、間違えることはないでしょう。
このような位置している順に覚えていく方法は、地理の分野で特に効果を発揮します。日本アルプスと呼ばれる「飛騨(※)山脈」「木曽山脈」「赤石山脈」の3つは、
北から順に、
「ひだ、きそ、あかいし」
と唱えるだけです。
※(騨の字は、正しくはツの部分は口が2つです)
「ひだ、きそ、あかいし」と、10回も唱えれば覚えられるでしょう。
同じように、北関東の「群馬県」「栃木県」「茨城県」の3県。関東になじみのない私ガイドにとっては、どうしても覚えられない県の代表ですが、
西から順に
「ぐんま、とちぎ、いばらき」
と覚えるようにしています。
さらに、「頭文字暗記法」を使って、
「ぐん、とち、ばら」
と覚えれば完璧ですね。
同じように、「秋田県」と「山形県」もどっちがどっちかわからなくなってしまうので、
北から
「秋山」
と覚えています(東北地方の方、すみません)。
最後に、あの教科でも使える「呪文暗記法」についてです。