トロルの舌を登山するときは、宿泊先は絶対に事前予約!
トロルの舌を登山する際には、直前にホテルを見つけようとしたり、間違ってもホテルを予約せずに、ハダンゲルフィヨルド地帯に向かってしまうことのないように。トロルの舌の爆発的人気で、宿泊施設の数が周辺エリアで不足中。夏のシーズンになると、旅人が宿を求めて迷い人となり、仕方なく野宿する人もいるほどです。「町をさまよい歩いて、テントを張る人もいれば、民家の庭を借りて野宿する人もいるから、昨年も地元でニュースになっていたわ」と受付の方が教えてくださいました。物価が高い?
トロルの舌周辺の町や村では、飲食費・宿泊費・交通費は、大きな街のオスロやベルゲンよりも不便で、物価も高く感じることがあるかもしれません。これは、田舎というエリアで、観光客の爆発的増加にインフラが十分に整っていないことが理由のひとつです。トロルの舌を目的とするときは、「便利さよりも、登山できた時の達成感がなによりも一番の旅の思い出!」と思って、旅してみるといいかもしれません。このホテルを含め、どこの宿泊施設、飲食店でも食費は高め。時間に余裕があれば、町のスーパーで自分で買出しをしてサンドイッチを作ってしのぐこともできます。ただ、町への到着時間が遅いとスーパーも閉まっていることがあり、体力的・時間的にもロスがでてくるので、価格が高くても、近場の飲食サービスを利用したほうが楽でしょう。
オッダの舌ホテルでは、登山客向けにランチボックスも購入可能です。山の途中で飲食は入手できないので、前日に登山中の食事は絶対に確保しておきましょう。周辺のホテルではランチボックスの対応をしているところがほとんど。このホテルでは65ノルウェークローネで、自分でサンドイッチを「好きなだけ」作ることができます。
設備やサービスは、格安ホテル&ユースホステル級
費用は別として、施設設備やサービスは、個人旅行者やバックパッカー向けの「格安ホテルやユースホステル」ランクとなります。一部、インターネットでの口コミでは、「予想と違った」という厳しい評価がありますが、それは「通常の中級ホテル」並みの待遇を期待した訪問者からの声というケースが多めです。「トロルの舌ホテル」は、スキー客や登山客など、リュックサックを背負ってやってくるカジュアルな旅人に適しているホテル。例えば、無料Wi-Fiはありますが、ネットの回線が悪いので、実際はネットにアクセスできることがあまりありません(無料Wi-Fiを使用するなら、オッダ町にある「スメルト」というカフェがおすすめ)。シャワールームについているのはコップだけなので、石鹸などの洗面用具は自分で持参を。宿泊客の多くが、スキーや登山に備えた服装で建物内を歩いているので、通常のホテルとは雰囲気が異なります。「費用はもっと高くてもいいから、便利でおしゃれな待遇がいいな」というビジネスマンや旅人は、別記事「ノルウェー王室御用達、トロルの舌一押しホテル」がおすすめです。