イタリア/シチリア島

3千年の歴史を3時間で体感する!パレルモ街歩きルート(3ページ目)

地中海に君臨したシチリア王国の首都パレルモ。街には、約3000年分の歴史が積み重なっています。とはいえ、あまりに歴史が複雑…プロのツアーガイドさんの話を聞きながら、3時間でパレルモを制覇するおススメコースをご紹介します!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

スタートは、現代に近い20世紀から!

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100年前、つまりパレルモ的には最近(笑)建てられたマッシモ劇場

マッシモ劇場の建造は1897年。新古典様式の外観に、内部は瀟洒なリバティ様式のオペラ劇場で、ゴッド・ファーザーPART3のラストシーンの撮影が行われたことでも知られています。

ガイドさんに街案内をお願いする場合は、マッシモ劇場前で待ち合わせになります。ここから歩いて、3000年の旅へ!


青空市場カーポを経由してパレルモ発祥の地へ!

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アラブ時代に開拓されたエリアも、今では活気ある市場に

マッシモ劇場からは14世紀頃に造られたカリーニ門の内側に伸びるカーポ市場へ。巨大なバッラロ市場に次ぐ歴史と大きさを誇ります。

ガイドさんによれば、9世紀頃にパレルモを支配したイスラム帝国時代にアラブ人が開拓したエリアだそう。ちょっぴりディープな住宅街…を抜けて、さらに古いエリアへ向かいます。

古代パレルモの中心地、ヴィットリア広場

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1000年前の街並みに暮らす人々。今は過去の続きなのね。なんて感想が湧いてくる

紀元前のパレルモは、川に挟まれた小さなエリアだったそうですが(前ページの写真参照)、スペイン支配時代に灌漑されて、街は拡大したそうな。

そんな話を聞きながら、向かうは「古代パレルモの中心地」。もともとのパレルモは、結構小さかったことがわかります。紀元前8世紀頃に古代フェニキア人が造った壁や、古代ローマの遺跡を発見!

 

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野ざらし?!の古代モザイク。いくらなんでも大事にしてなさすぎだろう!などと突っ込みながら見学

世界遺産ピアッツァ・アルメリーナのモザイクよりもっと古い紀元前3世紀のモザイクも…野ざらしになっていたりして、ちょっと驚愕します。

ノルマン王宮で12世紀の美しいモザイクを見学したら、スペイン王国支配下に造られた現在の旧市街へ。

 

中世時代~バロック時代が混在する現在の旧市街を歩く

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圧巻されるバロックが飾るジェズ教会。なんでもアリなパレルモの街!

旧市街には、バロックの殿堂ジェズ教会、12世紀のマルトラーナ教会、16世紀のプレトーリアの噴水、バロックの交差点クアットロ・カンティなど、ガイドブックでもお馴染みのスポットが目白押し。

ガイドさんの詳しい解説を聞きながら、迷路のように入り組んだ旧市街を歩きます。3000年の歴史の積み重なりを、深堀りしながら3時間。濃厚なパレルモを楽しめるはずですよ!
 
参考URL:ガイドと歩く!パレルモ約3千年の歴史を3時間で体感!コース
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