押入れの中段を取り外してDIY!一人で簡単プチリフォーム
押し入れのプチリフォーム
押し入れに布団以外の物を収納した時に、これだけのスペースがあるのに思ったよりも使い勝手が悪いと感じたことはありませんか?
奥行があり過ぎて奥のものが取り出しづらかったり、洋服も丈の長いものがかけられなかったり……。中段がなければもっと有効にスペースが使えるのにと思う方もいらっしゃるはず。「押し入れの改造なんて大がかりで大変そう」という印象があるかもしれませんが、実は初心者でもチャレンジしやすいDIYのひとつです。不便を感じたら思いきって押し入れの中段を外し、プチリフォームにチャレンジしてみましょう。
押し入れの構造と名称
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しっくい仕上げの押し入れ
中はベニヤ板のままが一般的ですが、その家によって仕上げやとめ方が異なる場合もあります。
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ぞうきんずり
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手前が前かまち、壁側が後ろかまち
通常押し入れが出来あがってから中段を組み立てています。その手順は後ろかまち→前かまち→根太→中段板→ぞうきんずりとなります。
広々とした押し入れに変身!押入れの中段の外し方
押し入れの中段を外す手順はどの押し入れでもほぼ同じです。組み立てた時と逆の順序で外していきましょう。一般的な押し入れは釘でとまっていますが、リフォーム後などネジでとまっている場合もあります。まずは外す中段をよく観察してみましょう。今回は一般的な押し入れの中段を外す方法をご紹介します。もしネジでとまっている場合は電動ドライバードリルが必要になります。
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上が金槌、下が釘抜き
釘抜き(バールがあるとより便利)
金槌
他に軍手やマスク、のこぎりなど
1.ぞうきんずりを外す
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てこの原理を使って持ちあげます
ぞうきんずりから釘の頭が浮いたら、釘抜きで抜きましょう。
一ヶ所を一気に押し上げずに手前から少しずつ外してください。
左右、奥と三ヶ所を同じ手順で外します。
2.中段を外す
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中段板が外れたところ
裏側から根太に沿って釘に近いところを金槌で叩いて釘を浮かせていきます。
浮いた釘は釘抜きで抜きます。
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かまちと根太
床は弱いので足元に気を付けて作業してください。
3.根太を外す
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釘が打ってある方向と逆側を叩きます
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前かまちと後ろかまち
4.前かまちを外す
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押し入れ内側からみたところ
太い釘でとまっている、柱に組み込まれている場合はのこぎりで切断してください。
5.後ろかまちを外す
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後ろかまちの両端が釘どめされています
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広い空間ができました
作業時間は女性の方でも1時間程度で外すことができます。中段がとれると広々したスペースの出来上がりです。
のこぎりの活用
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電動のこぎりを使えば時間短縮
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女性でも楽に外せます
市区町村のゴミの捨て方はそれぞれ違いますが、木材の長さに指定がある場合はのこぎりが欠かせません。
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画像提供「conaya」
ただし人が乗る場合は床が薄く弱いので、厚さ12mm以上のベニヤ板をひいてください。
押し入れを暮らしやすいスタイルにDIYでプチリフォーム。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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