トロントプライドに行こう!
パレードつながりで、もう1つ、素敵な情報をお届けしたいと思います。昨年ワールドプライドの成功で注目を集めたカナダのトロントで、今年も100万人以上参加のパレードが開催されますが、パレードやストリート・フェスなどを体験し、現地のゲイと交流したりもできる素敵なツアーが企画されています。オンタリオ州観光局が協力していて、日本人スタッフも同行するツアーですので、安心してご参加いただけます。トロントプライドツアーの情報をご紹介いたします。トロントのプライドパレードは、世界最大級のパレードのひとつで、約120万人で盛り上がります。キラキラでカラフルでクリエイティブでゴージャスな楽しいフロートがいっぱいなパレードですが、1つ特徴があって、沿道の人たちとパレード参加者が水鉄砲で水をかけあうのが恒例になっているのです。消防士フロートの消防車が放水したり、なかにはパレードを警備しているおまわりさんと水のかけあいをするツワモノもいたり、ちょっとした「ソンクラン」状態で楽しめそう。水鉄砲持参で行くと楽しさ倍増!かもしれません。(カナダって涼しいんでしょ?と思われる方も多いことでしょうが、この時期のトロントはかなり暑いそうです)
プライド期間中の26日(金)~28日(日)には、トロントのゲイタウン「チャーチ=ウェルズリー・ビレッジ」で昼間からストリートフェアが開催されます。チャーチ・ストリートが歩行者天国となり、ご飯を食べたり、いろんなブースを見たり、お買い物をしたり、アートを楽しんだりできます(二丁目のレインボー祭りの豪華版みたいな感じ?)。どなたも入場無無料で参加できますので、ぜひお出かけしてみましょう。
「チャーチ=ウェルズリー・ビレッジ」はトロントのゲイコミュニティ発祥の地。「ゲイ・ビレッジ」とか「ザ・ビレッジ」と呼ばれ、チャーチ・ストリートとウェルズリー・ストリートの交差点を中心として、700mほどの一帯にレインボーフラッグが翻り、ゲイが集うレストラン、カフェ、バー(クラブ)、雑貨屋、洋服屋、ゲイの本屋、バラエティショップなどがひしめきます。コミュニティセンターやLGBT資料館などもあり、サンフランシスコのカストロなどと並ぶ、世界的に有名なゲイタウンとなっています。
当然のことながら、プライド期間中はこうしたゲイタウンにあるゲイバー(クラブ)でさまざまなパーティが催されます。海外から有名DJが来て行われるサーキットパーティ、ドラァグクイーンのショーが楽しめるオールラウンドな(いろんなタイプの人が楽しめる)パーティ、ベア系のパーティ、セクシーな雰囲気のパーティなどなど。クラブパーティだけでなく、オンタリオ湖畔でのビーチパーティが開催されたりもするようです。ナイトスポットもマッサージ店やバスハウス、ストリップクラブなど、よりどりみどり。詳しくは、同行するスタッフに聞いてみてください。
ツアー中には、「トロント市民の台所」と言われるセント・ローレンスマーケットやセント・ジェイムス大聖堂などのちょっとした観光や、現地のゲイの方を交えたBBQパーティなども盛り込まれています。トロントから意外に近いナイアガラの滝(バスで約1時間半)などのオプションツアーもいろいろあるそうです。
もう1つ、トロントが魅力的な理由をお伝えします。カナダは国外のゲイカップルに対しても結婚証明書を発行してくれるのです(おそらくカナダだけです)。事前の手配が必要になると思いますが、ツアーの期間中に結婚式を挙げて結婚証明書をもらうことも可能です(実際にカナダで式を挙げたゲイカップルのお話をこちらに掲載しています)。そして、今までは「結婚証明書をもらったとしても日本では法的効力がないから…」と思う方も多かったと思いますが、渋谷区でパートナーシップが認められ、法整備も視野に入ってきた今、それは決してただの紙切れではなく、大きな意味を持つものになるはずです。
自由と多様性の街・トロントで、思いっきり自分らしさを解放して、心も体もオープンにして楽しんでみてはいかがでしょうか?
トロントプライドツアー
6月26日(金)~6月30日(火) 3泊5日
航空券付きパッケージのほか、ホテルパッケージ、オプショナルツアー、航空券のみの手配もできますので、長期滞在したい方などもぜひ、ご利用ください。