モダンな料理が味わえるグランメゾンもオープン
グランメゾン「Villa Le Bec」は2015年の5月までにはオープンする見込み。上海のフランス料理界をリードする存在となりそうです。
反応を探る意味もあってビストロから開始しましたが、地元上海の人を中心に連日盛況。オープンからまもなく一年になり、一軒家のメイン部分に当初から計画していたグランメゾンもスタートさせます。
グランメゾンの料理はモダンなスタイルにし、サービスもグレードアップさせるそうです。バースペースやVIPルーム、大きなダイニングテーブルのある個室も完備。緑の美しい庭園もあり、庭園内にもテラス席やバーを設けます。
秘密のワインルーム! 室内はワインの適温にあわせているため冷えていますが、ここで食事をすることもできます。
館内のインテリアや庭園のデザインも、隅々までシェフの目が行き届いています。多くをフランスで購入したというアートやアンティーク類が随所に置かれ、なかには東洋テイストのものや、豚や牛、羊といった動物モチーフの作品もあり、遊び心がいっぱい。かつ、おしゃれです。
「レストランはお腹が空いたときに食事をしに行く場所ですが、ここは食事はもちろん、コーヒーを飲んだり、軽食をとったり、庭園を散歩したり、バーでお酒を飲んだり、友だちや恋人とでも一人でも、自由に時間を過ごすことができる。まさに生活そのものの場所なのです」と、ル・ベック氏は話します。
グランメゾンとビストロをあわせると、一日に250人分の食事を出すことが可能になるとのこと。
言葉も習慣も異なる異国の地で一から準備し、この規模の指揮をとっていくとは、本当に、本当の天才シェフなのだと思います。
ビストロの予算は一人400~500元。サービス料はありません。グランメゾンはサービス料を含め、数倍の値段になりそうです。
現在も連日お客さんでいっぱいなので、早めの予約は必須。
日本からでもわざわざ訪れる価値のある、上海にしかない特別な一軒です。
エントランス側にあるテラス席も人気です。
■Bistro 321 Le Bec(Villa Le Becも同住所)
住所:新華路321号
TEL:021-6241-9100
営業時間:12:00~14:00L.O.(土日は~14:30L.O.)、18:00~23:00L.O. 月曜休、火曜はディナーのみ
アクセス:地下鉄10号線「交通大学」駅より 徒歩8分