上海、旅のスマートな両替術
“日本+現地で両替”がポピュラー

両替スポットイメージ

両替スポットが多い上海。「EXCHANGE」や「¥」マークが目印。

上海には外貨を両替できる場所がたくさんあります。到着後すぐに利用できるのは、空港にある両替所や銀行。便利ですが、両替所はレートがよくないうえ、どちらも手数料が1回につき50元(2016年2月現在約880円)以上かかります。小額を両替するときはやや割高に感じてしまいます。

旅行者の間で人気があるのは、取り急ぎ必要な分だけの現金を日本で両替しておき、メインに使うお金は上海の市街地で両替する方法。交通費さえあれば着いてすぐに行動できます。虹橋空港からタクシーを利用した場合、市街地までは通常50元前後、浦東空港からだと200元前後かかります。渋滞や深夜料金で高くなる場合もありますので、少し余裕をもって両替しておくと安心です。日本で両替できなかった場合や、滞在中に両替をする時間の余裕がない場合は、上海の空港で両替しましょう。

なお、両替をする際にはパスポートの提示が必要になります。両替伝票は再両替のときに必要になりますので、旅が終わるまで捨てずに保管しておきましょう。


旅の予定に入れておきたい、銀行での両替

中国銀行

上海市内の銀行は外国人の対応に慣れています。両替の際にはパスポートを忘れないように。

両替所

観光地や外国人の多いエリアには両替所もあります。

外貨両替をするのに最も一般的な場所は市内にある銀行です。上海は銀行の数が非常に多く、探すのに苦労しません。「EXCHANGE」の表示が出ている銀行で両替することができます。手数料率込みのレートで計算されますが、レート自体が空港の両替所などよりもおトクです。基本的な手順としては入口で番号札をとり、申請書類に滞在先の住所と電話番号、パスポート番号、金額など必要事項を記入して、順番が来たら窓口に提出します。書類は英語でも表記されていますし、行員も英語でサポートしてくれます。

中国の銀行は日本よりも営業時間が長く、通常は9時から17時まで。土日も営業している支店が結構あります。注意点としては、受付窓口が少なく、混んでいる場合が多いこと。思わぬ時間をとられることがあるので、スケジュールに組み込んでおく必要があります。数ある銀行のうち、「中国銀行」のレートがやや有利だとされていますが、銀行によるレートの差はわずかなもの。中国銀行でなくても、近くに空いている銀行があればそこで両替するのがスマートかもしれません。

観光地の近辺にある両替所や滞在先のホテル(ホテルによります)でも両替することができます。レートは銀行に比べるとよくないのですが、銀行の営業時間外でも対応しているところが多いので、手段として知っておくと便利です。

なお、「EXCHANGE」マークのあるATMでも両替が可能です。また、クレジットカードのキャッシング機能や、海外通貨の引き出しが可能なキャッシュカードを利用してATMから人民元を引き出す方法もあります(手数料や条件はカード会社によって異なるので、事前によく確認を)。いずれにしてもATMを使う場合は、なるべく銀行の中に設置され、なおかつ銀行の窓口が営業している時間帯に利用することをおすすめします。安全面の問題もありますが、万が一機械の不具合が起きた場合に対処が大変だからです。その点、宿泊先のホテルの中にATMがある場合は安心です。


気をつけたいヤミ両替

「ヤミ両替」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。以前より少なくなった気もしますが、上海では銀行の前にヤミの両替商が立っていることがあります。両替目的で訪れた外国人に「Exchange?」と言いながら近づき、有利なレートを提示してきます。これに応じるのはもちろん違法行為。銀行側がとがめに入ることはないようですが、ある日突然取り締まりを強化することもあり得るのが中国です。金融機関には監視カメラも回っています。海外で違法行為などしないよう、声をかけられても「No!」と拒否してください。