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池田扶美代『ドラミング』インタビュー!(3ページ目)

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル率いるローザスが、5年ぶりとなる待望の来日公演を実現! 1998年に初演を迎え、以来世界各地で上演を重ねてきたローザスの代表作のひとつ『ドラミング』を披露します。ここでは、ローザス創立メンバーのひとりであり、“ドラミング ワークショップ”を開催する池田扶美代さんにメールインタビューを敢行! 作品への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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ムードラ(モーリス・ベジャールの舞踊学校)でケースマイケルと出会っていますね。ムードラ時代の思い出、ケースマイケルの印象をお聞かせください。

池田>すでに自由課題の時間に一緒に作品をつくったりしていました。その作品は彼女の処女作『Ache』の元になりました。当時の校長先生に反発して、即興の時間にソロで踊りながら喋り続け、学校方針や社会情勢に対してマニフェスト的な発表をしたときは“退学させられちゃうんじゃないか”とヒヤヒヤしました。最終的に彼女は自分からムードラを辞めてニューヨークに留学しました。


ケースマイケルの創作法とは?

池田>決まった創作法がないのが彼女の凄いところだと思います。しかし、どの音楽を使いたいか、誰とつくりたいかは、彼女の作品づくりのスターティングポイントだと思います。あとその音楽がつくられた時代の世界情勢や歴史的なものをテーブルを囲んで勉強します。


ローザスでは日々どのような身体訓練をされていますか? 
重きを置いている点は?  クラシック、オリジナルメソッド、etc..

池田>クリエーション期間はその作品に必要なクラスを受けます。『ドラミング』は足首の強化にバレエが合うと思います。それ以外は、ヨガ、太極拳、ピラティスが最近の定番です。

クリエーション中は朝の9時半からクラスがあり、その後18時までリハーサルなので、朝のクラスは自分の身体と会話できるもので十分なのかもしれないですね。


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アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル (c) Anne Van Aerschot



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