日本ならではのパンの愉しみ
お馴染みの「エピ」も「はるゆたか」で焼き上げる
アンデルセンは以前からパンを楽しむ食卓づくりに力を注いできましたが、そのお手本はデンマークをはじめとするヨーロッパの食卓にありました。今や比較的安定して入手可能となった質の良い国産小麦でBREAD STORYが独自に開発したパンは、もちもちと、かつあっさりとして日本の米飯をイメージしてつくられているようです。そこで日本の食卓との親和性を考えずにはいられません。
嗜好品としてのパンのほかに、こんなコーナーがどこのパン屋さんにもあるといい
かつてはパンのある食卓というと洋風の料理を用意しなければ、と思ったかもしれないけれど、「たとえば鯖の味噌煮だっていいんですよね」というのはブレッドマスターで店長の杉田玲さん。鯖の味噌煮は「はるゆたかバゲット」(281円)でカナッペのようにして食べるのがおすすめだとか、肉ジャガは「もち小麦の山型トースト」(1/2本357円)にのせて、チーズをのせて焼いてもいいとか、ブレッドマスターならではのお楽しみアイデアをいろいろ提案してくれます。
もち麦ロール「みりん醤油」のほかに「ごま」なども
カウンターを離れ、セルフサービスのコーナーには和を意識したパンがいくつか。みりんを塗ったプチパン「もち麦ロール」(87円)や、お焼きのような「広島菜のもち麦ロール」(270円)などもあります。
広島菜のもち麦ロール
3月末までの季節限定のパンとして「100年農場小麦のカンパーニュ」(972円)があります。これは冒頭に書いたアンデルセン芸北100年農場で採れた小麦「ゆきちから」と「南部小麦」を使用した希少なパンです。
小麦からアンデルセンによる、希少なカンパーニュ
アンデルセンの芸北農場で指導にあたってきた元木一寛さんはマネージャーを務める
ブレッドストーリー
■
BREAD STORY 松屋銀座店
住所:中央区銀座3-6-1 松屋銀座B1F
電話:03-3567-1211(代表)
営業時間:10時~20時
Yahoo!地図情報
東京メトロ銀座線銀座駅A12出口直結