崇城大学
理工系や薬学系の私立大学は文系学部に比べて学費が高額です。ミライクの狙いは、意欲のある学生に対して、国立大学よりも安く学べる環境を提供しようと考えているのでしょう。
ミライクのもうひとつの特徴は、芸術学部にも適用されていることです。一般的に芸術系大学では学費が高く奨学金が少ないのが実情なので、この点も大きな魅力だと思います。
では、具体的に崇城大学のミライクの内容を見ていきましょう。
卒業までの授業料が0円となるミライクプレミアム
<工学部/情報学部/生物生命学部/芸術学部>年間授業料104万円×4年間=416万円→0円
対象となる入試/一般入試前期日程、センター試験利用入試前期日程
<薬学部>
年間授業料180万円×6年間=1,080万円→0円
対象となる入試/一般入試前期日程、センター試験利用入試前期日程
年間の授業料が50万円となるミライク50
<工学部/情報学部/生物生命学部/芸術学部>年間授業料104万円×4年間=416万円→4年間合計200万円
対象入試/一般公募制推薦入試、一般入試前期日程、センター試験利用入試前期日程
<薬学部>
年間授業料180万円×6年間=1,080万円→6年間合計300万円
対象入試/一般公募制推薦入試、一般入試前期日程、センター試験利用入試前期日程
ミライク50は国立大学並みの授業料となるので、日本学生支援機構の奨学金と併用することで無理なく自力進学が可能となるでしょう。
特に、薬学部は6年制なので、ミライク50でも800万円近くもディスカウントされていることになり、薬剤師を目指す学生にはぜひチャレンジをお勧めしたい制度です。
高い継続受給率
一般的に給付型奨学金は1年契約であり、翌年度の受給については当然審査があります。崇城大学のミライクの継続率を見ると92.5%(2014年度)となっており、採用されたほとんどの学生が継続して恩恵を受けていることがわかります。真面目に頑張っている学生には広くチャンスが与えられていると考えていいでしょう。
もうひとつ、先にふれましたが、崇城大学の面白いところは、芸術学部にもうひとつ特別のミライクを設けている点です。
アートミライク
芸術学部生のためのアートミライク
芸術系は、一般の学部系統とは求められる能力が異なるので、入試も独特です。そこで、崇城大学では、芸術学部の「実技・感性入試」にチャレンジする学生に対して、アートミライクプレミアムとアートミライク50という奨学金制度を設けています。ただし、アートミライクは入学初年度の授業料だけが対象で、アートミライクプレミアムは初年度の授業料が0円、アートミライク50は初年度の授業料が50万円となっています。
崇城大学では、奨学金だけでなく、パイロット養成の学科や学内ベンチャーの育成などユニークな取り組みにも力をいれているようなので、話を伺ってみました。