このドラマで成し遂げたいことは? 連ドラ出演という目標をひとつ達成した今、次に目指すものとは?
大貫>ドラマを見てくれたひとたちに、“コンテンポラリー・ダンスって何だろう?”と思ってもらえたら。そして“大貫勇輔って誰だろう?”と思ってもらえたら、という気持ちがまずあります。あとは芝居の面ですね。役をもっと掘り下げたいですし、見え方をいろいろ研究したい。台本と向き合って役を作って、カメラの前に立って、“このシーンはこういう風に映るんだ”と考えられるチャンスをもらえたことが嬉しいし、オンエアがとても楽しみです。今回のドラマはとてもありがたい機会で、ひとつ夢が叶ったのですが、もっと芝居がしたいという気持ちがどんどん湧いてきています。やっぱり目標って、どんどん変わっていくじゃないですか。ひとつ達成すると、また上へ上へと望みが高くなっていく。3年前の自分だったら現状にきっと満足していただろうけど、今は、もっともっと芝居がしたい。映画やドラマ、舞台でもストレートプレイに挑戦したい。むしろ芝居をやるときはダンスを完全に封印して、その分芝居の力を付けたいです。
やっぱりひとつ実現すると足りなくなるんでしょうね。常に、もっともっとって思っています。もっとセリフを喋らせて、もっとソロで歌わせて、もっと踊らせて、とか……。でもどれも新しい経験ばかりだから、目の前に与えられたことをちゃんとやらなければ次はない。きちんとやっていかなければマズイぞ、という気持ちと、もっともっとっていう想いが混在してる感じです。とりあえず今は、ひとつひとつときちんと向き合いたい。自分ができることを、精一杯やらなければと思っています。
ドラマ『セカンド・ラブ』より