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映画『ストックホルムでワルツを』魅了の北欧デザイン

【石川 尚の気になるデザイン】シリーズ。1960年代のスウェーデン。シングルマザーの電話交換手から世界有数のジャズシンガーになった実話を映画化。ストーリーもさることながら、当時の北欧デザインがたまらない! 取材協力:ブロードメディア・スタジオ株式会社

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

 北欧デザインあふれる、映画「ストックホルムでワルツを」


いやぁ~、素敵な映画を観ました。

ストーリーはもちろん、ファッションやインテリア、家具、プロダクト、雑貨、車など当時の世界観あふれるビジュアルとサウンドにワクワクしました。

スウェーデン映画【ストックホルムでワルツを】 (英題:Waltz For Monica)、です。
まずは、シネマリーフレットをご覧下さい。

カタログの画像

映画リーフレット ●クリックすると拡大します


主人公の女性:モニカのファッション。周囲のインテリア、卓上のカップなど、そしてこの色使い、いい感じでしょ!
いかにも北欧らしく、モダンでいて温かく、クール(カッコいい!)ですね。

このリーフレットで「観たい!」って、決めました。それほど大げさなものではないですが、でもステキでしょ。

まずは、映画の内容をチョコッとご紹介します。

スウェーデンのアカデミー賞で4部門受賞の話題作

映画「ストックホルムでワルツを」は、スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー・モニカ・ゼタールンドの半生を描いた作品。

スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で最多の11部門にノミネートされ、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、衣装賞の4部門を受賞した話題作で、本国スウェーデンでは50万人以上の観客を魅了した映画です。

カフェでのシーン

カフェでのシーン ●クリックすると拡大します。


主人公のモニカは、5歳の娘を抱えるシングルマザー。本業は、電話交換手、その傍ら歌手としてジャズクラブのステージに立つ日々。音楽関係の友人たちとクラブやバーで自分の夢を追いかけます。

一度は本場のニューヨークでチャンスをつかみますが、英語で歌ったライブは最悪の結果。娘をあずかる両親からは「母親としての自覚のなさ」を意見されますが、彼女は自分の夢を諦めません。いつしか母国語のスウェーデン語でジャズを歌い始め、次第に歌手としての評価を高めます。
母国語で歌うことを夢見るカフェでシーン2undefined

母国語で歌うことを夢見るカフェでシーン ●クリックすると拡大します。


徐々に夢の階段を上り始め成功と挫折を繰り返し、同時に孤独を深めていくモニカ。再度、娘も両親に引き取られ、乱れた生活となっていきます。それでも自分を信じて夢の実現へ。そして、名ピアニストのビル・エヴァンスに自らを売り込みますが……。

チョコッとつもりが、かなりネタバレしちゃいましたかな……続きは、映画を鑑賞してください、ね。

さて、次のページでは映画の見どころ、北欧ミッドセンチュリーデザインについて、です。

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