これまでのデザイン・これからのデザイン

社) 日本インテリアデザイナー協会(JID)の連続デザインセミナー「日本の意匠 『温故知新』物語」第三話が、2011年10月25日(火)18:30より、江戸東京博物館にて開催されます。

この連続セミナーは、1958年に日本室内設計家協会として結成され、創立50周年を迎えたJIDが、企画立案。
創立50周年記念出版された書籍 『日本 デザイン 50年』 のサブテーマでもあった “Next Design” を指向するために、これまでのデザイン・これからのデザインをキーワードにして「日本の文化、暮らし、環境」を探訪するセミナーです。
各々のテーマから引き出されるデザインエッセンスは、一般の方も含め将来を担う若いデザイナー、学生に幅広く伝わっています。

さて、
今回第三話は、今に息づく職人こころの技 『江戸のかたち』 粋の話。
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             第三話セミナーリーフレット

現代日本のデザインルーツは、「江戸時代」に確立されたと言っても過言ではありません。何故ならば、永い鎖国政策で成熟した日本文化は海を渡り諸外国へ大きな影響を与え、開国以降の日本は諸外国から様々な産業技術や近代制度を取り入れ近代日本を誕生させたその土壌が、まさに「江戸時代」にあったからです。

260年にわたって一大文化を気づいた時代の中心都市、「江戸」。
江戸で育まれたデザイン、洗練された感性の軌跡をたどるとその根底に流れている「いき」という美意識が見えてきます。それを支えていたのは匠「職人」の技。創造性豊かな発想と技術は今も新鮮に伝わってきます。
以前ご紹介した筆者が参加したクリエィタープロジュエクト「江戸意匠」でも江戸時代から育まれたの匠の技に魅了されました。

では、江戸の意匠、匠の技、デザインにスポットをあてる今回のセミナーの見所をご紹介しましょう。


「江戸の形」匠たちが残した美しき足跡

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匠の技、江戸のデザイン       引用:台東区文化ガイドブック

第一部「江戸の部」では、江戸東京博物館の小澤弘氏による「江戸のかたち」のお話です。

諸職百工の集まった天下の総城下町「江戸」、そのモノづくりは、大きな建物から様々な器物の意匠とかたちの創造に、熟練の手技を発揮しました。
「江戸のかたち」は、このような匠たちが現代に残した美しき足跡です。日本の伝統技術は、中国や西洋諸国から新しい技術や思想に刺激を受けてより精密で機知に富んだモノづくりの技術が発達し、江戸のみならず諸藩でも特産物も生み出しました。ただ、開国後政府が進めた国家優先の欧米化・標準化はその100年後の日本のモノづくりに問題の陰を落とすことに。
大きな節目をみた現代、今こそ江戸時代にあった素晴らしく優れた日本人の感性を思い起こす「江戸のかたち」の足跡をたどります。

続く第二部では、「街づくり、街デザイン」のお話。