いよいよ働き方革命が本格化する!
女性がフェアに活躍できる時代になっていきます!
女性や外国人、さらにはシニア人材の活躍、量から質的な転換を企図した時短、残業の圧縮化など......
アメリカでの四半世紀前の光景
ガイドはある光景を思い出しました。もう四半世紀以上も前ですが、大学卒業前のこと、留学先であった米国東海岸に位置するフィラデルフィアのペンシルバニア大学に行くついでに、ニューヨークのマンハッタンにあるIBMに行きました。新卒として、日本IBMに入社が決まっていて、日本で調整をして、ニューヨーク滞在中にお話を聴くことになっていたのです。確か18時にアポイントメントを取り、オフィスに伺うと、お約束していた日本人経営幹部候補の方が現れました。
ちなみに、日本IBMの経営幹部候補者は大体30代にアサイニーとして米国本社経営幹部の補佐役をすることになっています。
話の内容こそほとんど記憶にありませんが、「アメリカではこの時間だとご覧の通り誰もいないんだよ。」という言葉が印象に残っています。18時にはその方以外、誰一人と会社にいないのです。これは衝撃でした。
当時の日本ではありえない光景でした。グローバル化した今日、周回遅れですが、今まさにこの光景が数年後に日本でも現実化するとガイドは考えています。
グローバル企業において、このように残業の圧縮化が実現されないと世界から優秀な人をリクルーティングできなくなります。日本人の働き方こそが実はガラパゴスなのです。
東京オリンピックをテコに
2020年には世紀の祭典である東京オリンピックが開催されます。それまでに皆さんと会社との関わり方が大きく変わり、世界標準を意識した新しい世界になることでしょう。40代以降のビジネスパーソンと30代以下のビジネスパーソンは時代背景が異なり、会社との関わり方やスタンスが違います。50代以降の成長期に入社された方々の共通の価値観である運命共同体、滅私奉公、会社への忠誠心、石の上にも3年などの価値観はもはや化石と言え、新しく社会人になった人たちには理解できないことでしょう。
特に自分の能力を直ぐに発揮できる場所を今の20代のやる気のある上位10%の層は探しています。アスリートの世界はわかりやすいもの。能力さえあれば、20才でもスターティングメンバーに起用されます。
世界という大舞台で勝負ができます。サッカー界であれば本田選手、野球界であれば田中投手、テニス界であれば錦織選手、スキ―ジャンプ界であれば高梨選手しかりです。