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石井かほる出演『ダンス・アーカイヴ in JAPAN』(8ページ目)

日本洋舞史の100年を振り返る『ダンス・アーカイヴ in JAPAN』。第二回開催を迎える今回は、昭和初期を中心に初演された6作品を上演し、過去から未来へとアーカイブを繋ぎます。ここでは、出演および作品監修を手がける石井かほるさんにインタビュー。公演への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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長く踊り続けてこられた秘訣、現役でいられる秘訣は何でしょう?

石井>これしかやることがないからです(笑)。それに、以前はそれほどダンスが好きで踊っているという感じではなかったような気がしますけど、最近はすごく好きですね。何が変わったのかはわからないけれど……。

モダンからスタートして、バレエをやらせていただいて、新しいテクニックを学び、自分の身体の中に溜め込んでエネルギーをもらってきました。でも何より最近の私の活気の源になっているのはボールエクササイズです。自分でエクササイズを開発して、毎朝欠かさず30分~一時間くらいやっています。ピラティスもボールを使うけど、あちらはボールを道具にしてエクササイズをしますよね。私の場合はそうではなくて、ボールと共存するんです。

ボールの柔らかさと自分の身体を共感、共存させる。内的なものと大きく関わっていて、自分が堅くいるとボールが逃げていきます。だからボールのソフトさがないといけない。不思議なもので、性格が明確にあらわれます。落ち着かないひとがやるとボールは弾んでくれないし、支配力の強いひとがやるとボールが逃げる。私はボールの弾力性をいただいているんだと思います。すごく面白いですよ。これが今の私の重要なトレーニングですね。

ph

 

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