「兵庫横丁」神楽坂の風情を楽しむ。
神楽坂に来たからには、石畳の小路も楽しみたい。今回は、ご主人と共に「五十鈴」を守る奥様の雅世さんに教えて頂いた小路へ。毘沙門天の向かいの路地を進んだ「兵庫横丁」。上からの眺めも下からの眺めも風情があり、しばし佇みたくなります。
さて、再び神楽坂通りへ戻り、神楽坂上を目指します。
神楽坂上直前、「そば切り酒膳 中村屋」が見える小道へ右折。中村屋の斜め向かいには、食事や抹茶スイーツなどが人気の和カフェ「神楽坂 茶寮」があります。
茶寮をぐるりと回り込んだところにあるのは「マンヂウカフェ ムギマル2」。ツタに覆われた外観も、店内のカフェも、独特の世界観。
「よもぎ地にチーズ」、「黒蜜地につぶあん」、「紅茶まん」など、手作り感あふれる素朴な小麦饅頭は、どれも1個150円。熱々をテイクアウトするのもおすすめです。
神楽坂上交差点を越え、再び坂を上る。
さて、大久保通りと交わる神楽坂上交差点を越え、さらに進みます。右手に見えてくるのは、波々のクッキー生地でシュガークリームを挟んだ京都土産、「千寿せんべい」で知られる「鼓月」。神楽坂の店舗は昨年12月にオープンしたばかりです。シュガークリームの代わりにアイスクリームを挟んだ「千寿せんべい アイスクリーム」は嵐山店と神楽坂店限定。「食べ歩きのお供になれば」とのことでした。
鼓月のある角の小道を進むと、甘味処「花(はな)」(※2015年4月閉店)が見えてきます。神楽坂に住んでいた10数年前、杏あんみつ目当てに通ったものです。
ここから先は後編へ。次回は独自の味を追求するお店をご紹介します。
(「神楽坂和菓子散歩」後編へつづく)