働き方の変化がいたるところで起こってきた
残業はここ数年で確実に少なくなるでしょう!
これまでのような労働量でカバーするという考え方は若手ビジネスパーソンや諸外国人にはもはや通用しません。当たり前のように蔓延っていたサービス残業やパワーハラスメントは「ブラック企業」という烙印を押されることになるのです。
このところ、働きがいと働きやすさを追求するホワイト企業を目指す若手経営者も増えつつあります。バックナンバー記事「働きがいと働きやすさが両立した会社を創造したい」をご参照下さい。
50代以上が経験した成長期の労働観はもはやガラパゴスと言えるでしょう。40代は過渡期と言え、今の20~30代の方々の労働観は成熟した先進諸国と同じかもしれません。
働き方の4つの新しい潮流
「働く」を考えるにあたり、時流を掴むことは重要です。以下、大きなトレンドを記しましょう。1. 時間生産性が問われる
成果を労働の量でまかなう時代は終焉し、これからは労働の質が問われます。一定時間内でどれだけの成果が出せるかが評価軸になります。外資系社員はよく「デッドライン」と言う言葉を用いますが、お尻(=期限)を明確にして、前倒しで作業を計画し、それに基づき実行することは新・イロハのイと言えましょう。
2. 多種多様な人と一緒に仕事をする
ダイバーシティー(多様性)と言う言葉をよく耳にします。狭義では、女性の活躍促進を意味しますが、女性のみならず、外国人や障害者、シニア人材なども意味します。就労形態も正社員のみならず、契約社員、派遣社員、アルバイト・パート社員等、様々な方と一緒に仕事をすることがごく当たり前になります。
3. 上司と部下と言う関係性からリーダーとメンバーという関係性になる
上下の関係(垂直)から左右の関係(水平)になっていくことでしょう。「指示と命令」でリーダーシップを行使するのではなく、「納得と共感」でリーダーシップを発揮させる時代になりました。そのためにはリーダーは今まで以上にメンバーとの対話、双方向のコミュニケーションが求められます。