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3階建て住宅で暮らす/3階建て住宅の基礎知識&ノウハウ

「プラスアルファ空間」で広がる3階建て住宅の暮らし(2ページ目)

◯LDKや◯畳といった用途や広さだけで間取りを考えるのをやめ、用途を定めない「プラスアルファの空間」で、暮らしを充実させてみてはいかがでしょうか。ゆとりの空間を設けることで、これまで叶わなかった趣味が楽しめたり、非日常を味わえるなど、暮らしの質は上がるものです。今回は、3階建て住宅だからこそ実現可能なプラスアルファ空間の考え方や楽しみ方について説明しましょう。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
西野 功市郎

執筆者:西野 功市郎

3階建て住宅で暮らすガイド

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勾配天井や吹き抜けを活用してプラスアルファ空間をつくる

高さ制限が多い都市部でも、3階建て住宅にプラスアルファ空間をつくるという方法もあります。写真をご覧ください。このケースだと、外観は3階建てですが、内部では部分的に4層になります。

箱型に切妻形状を組み合わせた3階建て住宅。切妻の導入により、内部の空間構成がより多彩になり、勾配天井の吹き抜けやロフトの設置などが可能に

箱型に切妻形状を組み合わせた3階建て住宅。切妻の導入により、内部の空間構成がより多彩になり、勾配天井の吹き抜けやロフトの設置などが可能に

大きな開口部と高い天井が開放的な部屋をつくり出します。取り外し可能な階段でロフトへ上がれます

大きな開口部と高い天井が開放的な部屋をつくり出します。取り外し可能な階段でロフトへ上がれます

切妻屋根の勾配を活かした天井と、一段掘り下げた床により、3階部分は変化に富んだ空間に

切妻屋根の勾配を活かした天井と、一段掘り下げた床により、3階部分は変化に富んだ空間に


上の写真のように、3階部分は勾配をいかした天井や吹き抜け、部分的な床下げなどによって非日常のような変化を楽しめる多彩な空間をつくり出すことができるようになっています。部分的に床の下がったベッドスペースは、こもり感も味わえます。

下の写真のようなプラスアルファ空間は、面積としては小さいのですが、アイデア次第では多様性のある空間となります。収納スペースではありますが、そもそも、空間が小さいので、子供のころに遊んだ秘密基地のような感覚で、ちょっとした隠れ家のようなイメージですね。天窓を設ければ、明るさも十分だと思います。

3階の上にさらに設けることが可能なプラスアルファの空間。屋根の勾配が「こもり感」を演出します

3階の上にさらに設けることが可能なプラスアルファの空間。屋根の勾配が「こもり感」を演出します

斜めにカットされた袖壁によってこもり感がありながら、外気を存分に感じられる開放的なテラスをつくることも可能です

斜めにカットされた袖壁によってこもり感がありながら、外気を存分に感じられる開放的なテラスをつくることも可能です


上の写真のように、袖壁に囲まれることで、開放感とこもり感を同時に味わえる特別なテラスをつくることもできます。また、トップライトや階段のとり方など、プラン次第では3階から階下へ光や風を誘導する機能も付加することができると思います。

プラン次第で3階部分を上手に活用することで、光や風を階下へ導くことも可能です

プラン次第で3階部分を上手に活用することで、光や風を階下へ導くことも可能です


プラン提案の際には、このようないくつもの「シーン」を具体的にお話しして、生活の楽しさを想像していただきながら、小さな空間の大きな効果についてご説明しています。

家づくりの価値観が変化している?

このように、さまざまな形で活用できるプラスアルファ空間ですが、これらの提案が生まれてきたのは、前ページでご紹介した、間取りに固定観念を持っていない方が増えてきたことが背景にあります。また、こういった考えをもった方々は、今までの間取りでは手に入れにくい暮らしや空間を希望されていることが多いのです。

例えば、「子ども部屋はそんなに広くなくていい、6畳もある子ども部屋をつくるなら、そのスペースを楽しい暮らしのために活用できる空間にしたい」とか、二世帯住宅などの場合、「親世帯と子世帯、子世帯の子どもたちまで含めた家族全員が活用できる、豊かに過ごせる空間がほしい」といった希望は、実際にお聞きした声です。あるいは、共働き夫婦であれば、「普段一緒にいる時間が少ないので、限られた時間内で質のよいひとときを家族で過ごせる空間を提案してほしい」と言われることもあります。
これらのお話を聞くと、人々の住宅に対する考え方が変化し、単に用途や機能だけでなく、住まいにくつろぎや、癒やされる空間を求めるなど、家づくりの価値観が変化しつつあると感じます。

多様な要求に応えられるのが注文住宅

こういった方々の要望を満たすには、やはり「夫婦と子ども2人だから3LDKの家」という考え方より、その世帯にあった空間を提案することが求められます。ただし、斜線制限をはじめ、住宅を建てるにはいくつもの法規制が関わってきます。特に、3階建ては2階建てに比べて注意しなければならない法規制が多いことは、「これだけは知っておきたい、3階建てに関する法規制」でご説明した通りです。

間取りや設備を選択して組み合わせる企画型住宅では、ご紹介したプラスアルファの空間をつくるのは難しい場合もあると思いますが、希望に合わせてプランニングする注文住宅であれば、心配ありません。自由設計の3階建て住宅なら、法規制や諸条件をクリアしたうえで、オリジナルのプラスアルファ空間をつくることが可能です。そして、実際には小さな面積であっても、ゆとりの空間をプラスすることで、数字では判断できない広がりや豊かさを生み出すことができると思います。

もちろん、耐久性や耐震性など、優れた住宅の基本性能を持ちながら空間の自由度を高めるためには、頑丈な構造を採用していることも欠かせません。ヘーベルハウスでは、重量鉄骨システムラーメン構造の3階建て住宅に、オイルダンパー制震システム「SeiRReS(サイレス)」を標準採用しています。そして、1階の柱を短くした「階高ダウン」仕様や、床レベルを部分的に低くする「ダウンフロアユニット」、床や天井の高さに多様な変化をつけてつくり出した多層な空間を交差させる設計手法により、住宅性能を維持しながら変化に富んだ空間づくりができると考えています。


【参考リンク】
2階建てプラス+α空間を知るなら
天空こども城(ヘーベルハウス)
3階建てプラス+α空間を知るなら
カットアンドゲーブル(ヘーベルハウス)


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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