マカオ/マカオの観光・世界遺産

マカオの世界遺産(4ページ目)

2005年7月、22の歴史的建造物と8つの広場が「マカオ歴史市街地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。約400年にもわたる長い年月の間に育まれた中国文化と西洋文化との融合を今に伝えるマカオが誇る世界遺産の数々をご紹介してまいりましょう。

執筆者:勝部 悠人

11 聖奧斯定教堂(聖オーガスティン教会)

伝統行事「パッソス聖体行列」の出発地でもある

伝統行事「パッソス聖体行列」の出発地

1586年にスペインからフィリピン経由でやってきたオーガスティン修道会が、質素な木造の修道院を建てたのが起源とされ、その後ポルトガル人に引き渡されて現在の場所へ移動しました。最初の教会は1591年に建てられ、現在の建物は1874年に再建されたもの。

住所:崗頂前地2號
参観時間:10:00~18:00
 

12 民政總署大樓(民政総署)

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1999年に中国へ返還されるまで、建物正面にはポルトガルへの忠誠の意を示す「LEAL SENADO」という文字が掲出されていましたが、返還後は「民政総署」という表記に改められました

民政総署は世界遺産の歴史的建築物として知られていますが、市民の日常生活に関わる諸業務を取り扱うマカオ政府のお役所のビルという一面も。現在の建物は1784年に建てられたもので、ポルトガル伝統のタイル、アズレージョをあしらった美しい装飾が随所に施されています。

住所:新馬路163號
参観時間:ギャラリー9:00~21:00 ※月曜休館、庭園9:00~21:00
 

13 議事亭前地(セナド広場)

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マカオの世界遺産観光の拠点となる場所で、休日ともなれば世界中からの観光客で大混雑

東西に伸びるマカオのメインストリート新馬路に面した街の中心。噴水とポルトガルから職人を招いて制作されたという美しい波模様のカルサーダス(石畳)が南欧風情を感じさせてくれます。

住所:民政総署對面
参観時間:24時間
 

14 三街會館(關帝廟)

訪れる人が絶えない

訪れる人が絶えない

熱心にお参りに訪れる中国系住民の姿が絶えない中国寺院。建物は東洋と西洋の要素が見事に融合した造りになっているのが特徴。セナド広場の裏手にひっそりと建っています。

住所:公局新市南街
参観時間:8:00~18:00
 

15 仁慈堂大樓

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2階部分は博物館に

大航海時代の過酷な冒険航海で家族を失った人たちなどを救済するため、1569年にアジア初の慈善施設として建てられたのが起源。現在のネオクラシック様式にポルトガル大航海時代建築の象徴ともいえるマヌエル様式を加えた現在の建物が築かれたのは1905年のこと。

住所:議事亭前地
参観時間:仁慈堂博物館10:00~12:00/14:30~17:30 ※月・祝休館 
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