マカオ/マカオの観光・世界遺産

マカオの世界遺産(7ページ目)

2005年7月、22の歴史的建造物と8つの広場が「マカオ歴史市街地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。約400年にもわたる長い年月の間に育まれた中国文化と西洋文化との融合を今に伝えるマカオが誇る世界遺産の数々をご紹介してまいりましょう。

執筆者:勝部 悠人

26 聖安多尼教堂(聖アントニオ教会)

中国語で花王堂

中国語で花王堂

1588年に建てられたマカオで最初の礼拝堂とも言われています。現存する建物は1930年に再建されたもの。もともとポルトガル系住民の華やかな結婚式が行われることが多かった教会というところから「花王堂」という中国語の呼び名が付きました。

住所:花王堂前地
参観時間:7:30~17:30

 

27 東方基金會會址(カーザ庭園)

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2階部分のギャラリーでは大航海時代に関する展示などを見学できる

ポルトガルの豪商マヌエル・ペレイラが1770年に建てた邸宅だった場所。熱帯の植物が茂る庭園がコロニアルな雰囲気を感じさせくれます。現在は東方基金會という財団が事務所として利用しています。

住所:白鴿巣公園側
参観時間:ギャラリー9:30~18:00 ※土日祝休館、庭園9:30~18:00
 

28 基督教墳場(プロテスタント墓地)

参観の際は静粛に

参観の際は静粛に

英国東インド会社が1821年に建てたマカオ初のプロテスタント墓地で、アメリカやイギリスの宣教師、貿易商たちが眠っています。カトリック中心のマカオにあって、ここは珍しいプロテスタント系の施設。

住所:東方基金會側
参観時間:9:00~17:30
 

29 白鴿巣前地(カモンエス広場)

叙事詩「Os Luciadas」を残した大航海時代を代表するポルトガル人作家カモンエスの像gaある (c) Miyuki Kume

大航海時代を代表するポルトガル人作家カモンエスの像がある (c) Miyuki Kume

聖アントニオ教会とカモンエス公園に挟まれた場所に位置。周辺は地元住民が多く暮らすエリアということもあり、ローカル感漂う市民の憩いの場になっています。

住所:白鴿巣前地
参観時間:24時間
 

30 東望洋炮台(ギア要塞)

山の頂上にある

山の頂上にある

聖ポール天主堂跡と並び、マカオを象徴するランドマーク的存在。マカオで最も標高の高い場所でもあり、1622~1638年にかけて要塞として建設されました。頂上にあるギア灯台は中国沿岸部で初めての近代的灯台として1865年に建設され、以来マカオの地理座標における基準点になっています。

住所:東望洋山
参観時間:砲台9:00~18:00、礼拝堂10:00~18:00(17:30最終入場)


マカオの世界遺産はマカオ特別行政区政府の文化局という役所の管轄。最新情報は「澳門 世界遺産」の公式ホームページを参考に。(中国語、ポルトガル語、英語)
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