フランス語

特別な日はフランス語レシピにチャレンジ!

年末・年始といった楽しいイベント時には、料理だってちょっとこだわってみたい。そんなみなさんは、ぜひフランス語メニューにチャレンジしてみましょう。フランス語レシピで使われる動詞、命令形をしっかりお勉強してみましょう。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

年末・年始といった楽しいイベント時には、料理だってちょっとこだわってみたい。そんなみなさんは、ぜひともフランス語レシピ読破にチャレンジしてみましょう。今回はフランス語レシピで使われる動詞、命令形をお勉強してみましょう。

よく使われる命令形をマスターしよう!

recette

フランス語レシピにチャレンジ

レシピは作り方の説明になりますから、基本は「~してください」、「~しましょう」などの命令形が用いられます。フランス語の命令形は直説法現在形の tu(君)、 nous(私たち)、vous (あなた)の活用から主語を省いて作ります。tuで話している相手に対する命令(~して)、英語のlet'sに相当するnousに対する命令(~しましょう)、vousで話している相手、あるいは複数の人に対する命令(してください)の3種類です。これらの命令形の中で、tuを用いて使う命令形は様々な例外があり作り方もなかなかややこしいのですが、使用範囲をレシピに限ってみると、一般的に用いられるのはvous、もしくはnousに対する命令形になりますので、本記事ではこの2つの形を扱います。

例えば、couper(クペ/切る)という動詞を主語代名詞vousとnousに合わせて活用すると、vous coupez(ヴ クペ)、nous coupons(ヌ クポン)となります。命令形はそこから主語代名詞を取り除きますから、「切ってください」としたい場合にはCoupez.(クペ)、「切りましょう」としたい場合にはCoupons.(クポン)となります。また否定命令文はそれぞれの動詞をnepasではさみ、Ne coupez pas.(ヌ クペ パ/切らないでください)、Ne coupons pas.(ヌ クポン パ/切らないでおきましょう)となります。

また、英語の「動詞の原形」のことをフランス語ではinfinitif(アンフィニティフ/不定法・不定詞・不定形)といいますが、couper(クペ)のままですと「切ること」という意味になり、この形もレシピでは用いられます。ちなみに否定形はneとpasを前においてNe pas couper.(ヌパ クペ/切らないこと。)となり、否定命令の形とは異なりますので気をつけてください。

レシピでよく使われる不規則動詞

不規則動詞は活用がややこしいので、最初にレシピでの使用頻度が高い不規則動詞をinfinitif(~すること)、 vousの命令形(~して下さい)、nous(~しよう)の命令形の順にリストアップしておきましょう。

まずは-irで終わるverbe du 2ème groupe(第二群規則動詞)から。
  • remplir(一杯にする), remplissez, remplissons
  • blanchir(白くする・ゆがく), blanchissez, blanchissons
次にそれ以外の不規則動詞を。
  • mettre(置く・入れる), mettez, mettons
  • battre(撹拌する), battez, battons
  • cuire(焼く・似る), cuisez, cuisons
  • couvrir(ふたをする), couvrez, couvrons
  • sérvir(出す), servez, servons
次ページでは、レシピでの使用頻度が高い-er動詞をよく使う表現と共にリストアップします。
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