キャリアプラン

振り返りは大事!新年を前に考える能力開発計画(2ページ目)

新たな年を迎えるにあたり、来年は今年以上に良い年にするぞ!と意気込んでいる方も多いことでしょう。年末はこの1年間を振り返り、翌年に向けての計画を考える時期でもあります。計画を策定する上でのポイントをまとめてみたいと思います。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


読書と人脈が大事

時流を掴むには広範な読書と様々なジャンルの人脈が求められる

時流を掴むには広範な読書と様々なジャンルの人脈が求められる

また、自分という商品価値を高めるには時の流れを的確に捉えることです。その価値は需要と供給の関係で決まります。今という時代を捉え、何が求められているか、そのニーズに呼応する能力開発をすることは重要な戦略です。

時代のニーズに合わない能力を開発してもお声が掛かりません。せっかく、相応のエネルギーをかけたにもかかわらず、無用の長物になってしまうものです。自分を「商品」と捉え、いかに価値を上げるかという視点、パーソナルマーケティング(自分という商品を高く売れる状態にしていくこと)はこれからますます求められることでしょう。

結局のところ、アウトプット(成果物)の評価なので、いかに良質な情報をインプットできるかが問われるのです。インプットの主な手段として、読書と人脈です。職位が高いエグゼクティブクラスを目指すのであれば、若いうちからこの2つをクセにすることです。肌感覚の世界ですが、読書量と人脈量は職位との相関はかなり強いと感じています。

チェック&レビューは忘れずに

能力開発項目は四半期毎にチェック&レビューをされるのが良いでしょう。計画通り進んでいればそのまま継続すればよいのですが、うまく進んでいない場合は、なぜうまく進捗していないかの原因をきちんと掴むことです、原因が明確になれば、解決策は見出せるものです。自分に帰するものか、自分以外の外部環境に帰するものか、という視点で原因を掴むことが大事です。

1年間の終了時、最終的な達成度のチェックをすることは翌年の行動計画を策定する際の参考になります。あまりに高い目標であると達成度は低くなるものです。途中でさじを投げてしまうこともあるでしょう。

何回か廻していくとさじ加減がわかるようになり、適度な目標設定になっていくはずです。ストレッチゴール(ジャンプしてぎりぎり指先が届くイメージ)が自己成長スピードを高めるには一番よいゴール設定と言われています。

年末という節目に、10年後の在りたい姿・理想像をイメージして、来年何を成し遂げるかを明確化すれば、イキイキ・ワクワクした毎日を過ごすことができることでしょう。

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