世界遺産も！四川で一番おいしい街、楽山へ行こう(2ページ目)

楽山の小吃４　肉夾餅（ロウジャービン）

楽山を案内してくれた友人が学生時代からの通っている路上の名屋台。小さな蒸篭で蒸した牛肉、モツを手作りのパンで挟み食べる楽山流バーガー。

成都ではこの料理を「鍋魁（グオクイ）」と呼びますが、楽山では「肉夾餅」と呼び、成都のものより一回り小さいのが特徴です。一つ3元。おすすめ：牛肉牛夾餅、肥腸夾餅。

＜DATA＞
場所：四川省楽山市一中附近
営業時間：7:00 ～ 19:00

楽山の小吃５　　鮮肉焼麦（シェンロウシャオマイ）

楽山を歩いていると至る所に蒸篭があり、湯気がもくもくとおいしそうに漂っている光景に目を奪われます。先ほど紹介した「豆腐脳」、「肉夾餅」も小さな蒸篭で蒸した牛肉、モツをトッピングする料理。楽山人は蒸し料理が大好きなのです。

そんな楽山で「百年老店（百年続く店）」として愛されているのが、この店「宝華園焼麦店」。焼麦とは日本でいう焼売（シュウマイ）のこと。

花のようなビラビラした形の焼売専門店。皮から餡までもちろんすべて手作り、 店の前でおばちゃんが器用に焼麦を包んでいます。蒸すのも伝統的な竹の蒸篭。ほのかに香り竹のさわやかな香りもおいしさの一つ。おすすめは鮮肉焼麦、一両3.5元、牛肉焼麦、一両4.5元。蒸餃、一両3.5元。

＜DATA＞
宝華園焼麦店
場所：四川省楽山市東大街140号
営業時間：6:00～21:00

楽山の小吃６　　油炸串串（ヨウジャーチョワンチョワン）

一口で食べ終わる小さな小さな串料理。細かく切った野菜、肉類を串に指し、素揚げする。その串を干蝶（ガンディエ）という一味唐辛子、花椒、ナッツ、塩を混ぜ合わせものにたっぷりとつけて食べる軽食です。

そして、串を食べる時おすすめが、楽山地方でのみ飲まれている、どこか懐かしい瓶の清涼飲料「峨眉雪」。珍しいライチ味の微炭酸。スカッとするおいしさで、ビールが飲めない方は油炸串串のお供におすすめです。

おすすめは排骨(スペアリブ)、鶏翅(手羽元)、仔骨(骨付き肉)、五花肉(豚バラ) 。短い串：0.2元、長い串：2元。

＜DATA＞巧巧油炸
巧巧油炸
場所：四川省楽山市育賢街19号
営業時間：10:00～2:00

楽山の名物料理は多すぎる

四川随一の美食の街として有名な楽山はおすすめの名物料理が多すぎて、今回の記事では残念ながらすべてを紹介しきれません。今回、紹介した料理以外には以下の料理がおすすめです。

• 名物料理：楽山棒棒鶏、チャオ脚牛肉、遊記肥腸湯、黄メン鶏、砂鍋、血旺、粉蒸牛肉、徐焼カオ、泡鳳爪
• 麺系：排骨面、鶏絲米線、
• おやつ系：醪糟冰粉、四方豆腐干、叶儿バー、号子ツーバー

実はまだこれでも楽山料理の全貌ではありません。地元人しか知らない、行きつけの屋台料理、郊外の有名店の料理などたくさんあります。

仏教遺跡が好きでグルメ好きの方は、終わることない楽山の食べ歩きも考慮し、旅行プランをたててみるのはいかがでしょうか。