母娘ストレスから自由になる2つのヒント

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ベタベタすることが「よい母娘関係」ではない

母から呪文を与えられた娘は、「母の期待に応えなければ」と頑張り続け、母の寂しさを埋めるために「パートナー」や「親友」の役割を担おうとしてしまいます。しかし、こうした娘の“やさしさ”が母の執着をエスカレートさせ、母娘双方の精神的自立をスポイルしてしまうのです。

超高齢化時代の現代、母娘関係は、80年、90年と長きに渡って続いていきます。この長い時間のなかで、母が娘に過大な期待を寄せ、娘が母にわだかまりを持って生きるのは、双方に息苦しさを生んでしまいます。母と娘はお互いを尊重しながら、それぞれが自立心を持って生活していく必要があるのです。

このたび出版した私の最新刊『長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか』(さくら舎)では、母娘関係のストレスと解決のヒントをたくさんお伝えしていますが、本書で伝えているエッセンスを2つ抜粋してお伝えしましょう。
 
  1. 「さびしさ」と「やさしさ」の悪循環に気づく
    “さびしさ”から娘に癒しを求め、その関係をよりどころにする母。“やさしさ”から「いい子」や「親友役」をやめられない娘。こうしたなれあいが、母娘関係の葛藤を生み、双方の精神的自立を阻害します。まず、なぜ母は“さびしさ”を抱えているのか、なぜ娘は“やさしさ”をやめられないのか、それぞれの生き方を振り返り、娘と母の関係性を理解していくことが必要です。
     
  2. 親子間のほどよい「境界線」を意識する
    親子関係の葛藤を抱える家庭では、「親世代」と「子世代」の間にほどよい「境界線」が引かれていない場合が多いものです。つまり、夫婦にすれ違いが生じているために、母が娘に執着してさびしさを紛らわす――この繰り返しによって、世代間の境界線が崩壊し、そのしわ寄せを子どもが抱えてしまうのです。こうした関係性は世代間で連鎖していることが多いため、家族全体の関係を見つめ直すことが必要です。

――書籍の方では、母と娘の関係(とくに長女と母との関係)についてより深く理解し、具体的な解決方法のヒントを伝えていますので、ご興味のある方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
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