フランス語

寒いのにコートなし?パリジェンヌの真似で風邪を引く

コートにくるまれて首をすぼめているのは嫌なものですよね。春や秋には、できるだけ軽装で颯爽と歩きたいものです。でも、街で見かけたステキなパリジェンヌの真似をして軽装で歩いてみたら風邪を引いた、なんていうことになる可能性大。どうやら自分の感覚を信じることが大事なようです。

モワソン 久恵

執筆者:モワソン 久恵

トラベルフランス語ガイド

春と秋、何を着たらいいの?

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季節の変わり目には何を着たらいいかわからない

長い冬が終わりに近づき暑くなる前と夏が過ぎて本格的に寒くなるまで、この春と秋の一時期に、気温の変化が激しいことがあります。天気予報で聞いていたのと違い、予想よりも温度が高かったり低かったり。または前日までとうってかわって、急に暑くなったり寒くなったり、どうかすると一日のうちでも温度変化の激しいことがあります。さっきまでコートを着ていたのに、日がさんさんと降り注ぐともうテラスでお茶を飲んだり、食事を始めるフランス人。そんな様子を見ていると、何をどう着ていいのかすっかりわからなくなってしまいます。


衣替えと体感温度

日本には「衣替え」の意識があるので、だいたいの着るものの目安と言うか、時期・季節があります。ところが、おしゃれの国なはずのフランスには、「衣替え」という意識はありません。本人の感覚次第というところが多々あり、1年中自分で必要、良いと思うものを身に付けます。
最近ではほとんど見かけませんが、昔は8月の涼しい日に毛皮のコートをまとったマダムもいらっしゃいました。

学校の送り迎えで会う友人たちと、「何を着たらわいいかわからないわ」と言い合うものの、見比べてみると、お互い着ているものの厚みや重ね具合がぜんぜん違うということがあります。

・何を着たらいいかわからないわ
Je ne sais plus comment m'habiller.
(ジュ ヌ セ プリュ コモン マビエーる)


体感温度の違いはあるの?

実際に統計を取ったわけではないので科学的根拠はありませんが、これまでの経験や日本人の友人同士の話から総合すると、フランス人女性の平熱温度と日本人女性の平熱温度には少々差があると思いたくなることが多々あります。例えば、日本人女性の中には体温が35度台の人もいることをお医者さんに話すと、「ありえない」と一笑に付されてしまいます。でも、ガイド自身もそうですが、体温の低い方、実際にいらっしゃいますよね。この科学的には証明されていない体温の差が、実は体感温度にも影響しているのでは、というのがフランスに移り住んだわたしたち日本人女性の推察です。

では、次のページでどんな服装がいいかのと、もう一つ、日仏で使い方の感覚が違うアイテムを紹介します。

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