「紙は強い」。パナソニック社内報復刊!

社内報コンクールで何回も表彰されているパナソニック。優秀な社内報を編集する企業として有名でした。経費削減の一環で2012年に廃止し、イントラネットでの配信に切り替えていましたが、2014年11月に紙の社内報を復刊させるということです。

社内報を復刊する企業も多い

社内報を復刊する企業も多い

多くの企業で、経費削減の一環として紙の社内報(以下、社内報)を廃刊して、Web社内報に切り替えましたが、どこも閲覧率の低下に悩んでいるようです。この閲覧率の低下はグローバル化の流れも一因のようです。どうして閲覧率が低下、社内報離れが起きるのでしょうか?

あるグローバル企業の社内報を読む側の現場社員に聞いた話です。当初は社内報だけあり、コンテンツも日本国内の話題が中心でした。それがグローバル化の流れの中で、日英併記になりました。日英併記になると、単純にコンテンツ量は半分となります。さらに、海外の話題も多く掲載されるようになり、身近な話題が少なくなっていきます。結果、ここからまずは社内報離れが少しずつ起きたそうです。

そして、社内報が廃刊になりWeb社内報に切り替わりました。ヘッドライン的なニュースは項目を選んで閲覧するそうですが、特集企画のような長文のものは、ほとんど読まなくなったそうです。すると、結果として社内のことが良くわからなくなってきます。そこで、その企業も社内報を復刊させたということです。

「デザインか、企画か」どこから外部委託?

このように読ませるツールとして強力な紙媒体ですが、社内報を発行すれば必ず読まれるというものではありません。読ませるためには3つのポイントがあります。読みたいコンテンツなのか。読みたくなるような切り口なのか。そして、読みやすいデザインとなっているかです。

社内報における読みやすいデザインとは、かっこいいデザインである必要はありません。忙しい社員が読みたいものか、読むべきものかをすぐに判別できるものであり、書いてある内容が分かりやすく置かれているものです。読者である社員はデザイン性を求めているのではなく、自らの仕事に役に立つ、モチベーションアップに繋がるコンテンツを求めているのです。

ですから、デザインを考える前に、読みたくなるような中身かどうか、企画立案が最も大切になってきます。この企画立案を外部委託する企業も増えています。社内報のアウトソーサーは他社事例を豊富に持っていますから、それらを交えながら企画の提案をしてくれます。

印刷について社内で対応できなければ外部委託します。その流れで印刷会社にデザインを依頼するケースも多いでしょう。あるいは、デザイン事務所、先の企画会社に企画とあわせてデザインも委託するケースもあります。デザイン未経験だと、デザインをブラッシュアップさせるには限界がありますから、外部委託という流れになります。

しかし、外部委託するとなると当然ながら費用がかかります。企画立案は専門書を読む、他社との社内報交換をするなどして、自社でやり繰りすることは可能でしょうが、デザインをさらに良くしたいとなると、どうしてもプロに頼らざるを得ない、でも費用がかかる。ではどうしたら良いでしょう?