社内報には綿密な計画が必要

社内報を発行するには、しっかりとした計画が必要となります。
ページ数や見せ方などの編集技術はその後でいいのです。誰に対して、どうしたいのか。読者を通じて、組織をどのように変革したいのか。社内報の目的、料理の仕方、ターゲットなどを明確に定め、それに基づき個々の企画や見せ方を考えていくのです。せっかく費用と手間を掛けるのですから、綿密な計画の元、しっかりとPDCAを回していきます。そのために必要な5つのポイントを紹介します。


ポイント1:発行目的
「何のために社内報を発行しているの?」

プレゼンの姿

発行目的を明確に定める

社内報は発行することが目的ではありません。さらに、社内報は読まれるだけでもいけません。社内報を通じて、組織に動きを起こすことが“真の目的”です。行動に結び付く社内報を目指すべきです。

例えば、「経営理念を理解し、それに則った行動を促す」のか、「組織内で、意味のある会話が盛んにされるようにする」のか、あるいは、「部門の壁を越えて、組織間でのコラボが頻繁に行われる風土を目指す」のか。組織を動かし、企業を良くしていくことを最終目的、社内報の発行目的とすべきです。

ポイント2:編集方針
「どのような切り口から企画立案、編集していくの?」

発行目的を定めたら、今度は、それをどのような切り口で具現化していくか、編集上の基本方針を定めます。さまざまな情報、取材対象者、写真などをどのような切り口から編集していくか。いわば素材の料理方法です。

例えば、「人を中心としたストーリー性のある記事を中心に掲載する」とか、「本音にとことんこだわり、その人らしさを醸し出す」とか、「真剣勝負の瞬間を切り取った写真を多く掲載する」など、どのように料理していくかを定めるのです。

「人間の最も関心のあるものは人間である」という格言もあるように、基本は人を中心に編集することが多いです。

ポイント3:ターゲット
「誰をメインのターゲットにするか?」

社内報は全員に読んでもらいたい、このように思うのが一般的です。ただ、全員に共感される記事というものは、ほとんど無理だと思うべきです。知る、理解するというレベルであれば、社員全員ということも可能でしょう。しかし、価値観に左右される共感については、ターゲットを明確に定め企画立案すべきです。

ターゲットは二つあります。まずは、社内報のメインの読者ターゲット。一番社内報を読んでもらいたい層です。例えば、「これから会社を背負っていく30代半ばのリーダークラス」、あるいは、「企業に影響のある階層」に向けた社内報もあります。ポイントは、どこに一番成長して欲しいか、力を発揮して欲しいかを見定め、そこを意識しながら企画、編集していくことです。

もう一つは、企画ごとのターゲットです。その企画で最もメッセージを届けたい、行動して欲しい層を定めて、その層に所属する人をイメージしながら企画立案していくのです。いずれにせよ、メインの読者をまずは明確にしておきます。