教員としてできること
クラスに性的マイノリティの生徒が1人はいると言われていますが、宝塚大学の日高庸晴氏による幼~大の教職員の方々5979人に対する調査によると、実際に性同一性障害の生徒に関わったことがある先生は全体の11.9%、同性愛の生徒に関わったことがある先生は全体の7.5%と非常に少ない数値となっています。LGBTの大きな問題としては、可視化されにくいという側面があり、存在していたとしてもわからなかったという声が実際の現場から多く寄せられているので、データの数値にも頷けます。正しい知識や対応方法を教員が知ることで生徒をまもることにも繋がる!
性的マイノリティに関する情報は、メディアでも面白おかしく笑いの対象として配信される機会が多いため、子どもたちはその情報を鵜呑みして「ゲイ、ホモ、レズ、オカマ、オナベ」といった言葉を悪気なく発し笑いのネタとして使ってしまいます。だからこそ、学校のなかで多様な性のあり方についての知識や情報を知る機会を作ることで、一セクシュアリティの話だけではなく、学校という現場から子どもたちに人として大事な道徳的なメッセージを伝えていけるのではないでしょうか。今、私たち一人一人が大切にしたいこと
少しでも誰かのためになるのなら…