LAN・無線LAN・Wi-Fi/LAN・無線LANの設定

高速インターネットを活かすLANの設定方法・繋ぎ方(2ページ目)

インターネットで「高速な回線を契約したのに、速度はあまり変わらない」といったことはないだろうか。今回の記事では、高速インターネットを活かすLANの設定方法や繋ぎ方について検証する。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

Hubも1Gbpsをサポートしているか

HubのLEDをチェック

HubのLEDをチェック

ルータの有線ポートが足らなくなった場合は、Hubという機器でポートを増やすことになる。このとき利用するのがHubという機器だが、このHubも1Gbpsをサーポートしているかをチェックしよう。

ルータと同じように仕様表を見てもよいが、Hubに付いているLEDの表示を見た方が確実だ。

右上の写真は筆者の机上にあるHubだが、上段のLEDが緑であれば1Gbpsで接続(リンクという)されていることを示している。小さくて見にくいのだが写真を拡大して写真の左上を見てみよう。「Giga=緑 100M=オレンジ」の印字がある。

コンピュータのLAN端子のLEDもチェック

コンピュータのLAN端子のLEDもチェック

したがって、もし上段のLEDがオレンジの場合は、どこかに問題があることになる。なお、下段のLEDは、リンクしているかどうかをチェックするときに参照する。

また、コンピュータのLAN端子についているLEDでもチェックは可能だ。筆者のコンピュータの場合は、Hubとは真逆に下段のLEDがオレンジの場合が、1Gbpsでリンクしていることを示している。

ケーブルも要チェック

不良LANケーブル

不良LANケーブル

非常に稀なケースではあるが、ケーブルが原因で本来1Gbpsでリンクするはずの機器が100Mbpsでしかリンクしないこともある。筆者は最近この状況を体験してしまった。

Hubとコンピュータが近いので一番短いLANケーブルを100円(税別)で購入。もちろん、規格が「カテゴリー5e」であることを確認。

さっそく取り付けて利用してみると、やけに速度が遅い。ここで、チェックしたのが前頁で紹介したHubのLEDだ。よくみると100Mbpsでリンクしていることを示している。全結線ではない手抜きケーブルかと思って、ケーブルテスターで調べても結線上の問題は無かった。たぶん、ツイストペア結線の問題かと思うが、安価なケーブルは作動チェックが必須である。

1Gでリンクしているかどうかをチェックするには、LEDの表示をチェックするほかに、Windowsの機能を利用することもできる。

ローカルエリア接続の状態をチェック

ローカルエリア接続の状態をチェック


「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」を選択し、「ローカルエリア接続」をダブルクリックして表示される「ローカルエリア接続の状態」の速度欄を見てみよう。ここに1.0Gbpsと表示されればよい。


【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気の LAN 商品を見るAmazon で人気の LAN 商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます