LAN・無線LAN・Wi-Fi/LAN・無線LANの設定

高速インターネットを活かすLANの設定方法・繋ぎ方

インターネットで「高速な回線を契約したのに、速度はあまり変わらない」といったことはないだろうか。今回の記事では、高速インターネットを活かすLANの設定方法や繋ぎ方について検証する。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

高速インターネット回線との契約

1Gbpsのサービス高速回線

1Gbpsのサービス高速回線

インターネットを長年使っていると、以前契約した回線速度より高速なサービスが提供されていることがある。また、新規にインターネットを契約する際には、料金はあまり違わないので高速な回線を選択するユーザが多いだろう。

 
2Gbpsという選択肢もある。

2Gbpsという選択肢もある。

具体的には、2Gbpsといった回線も提供されていることもある。とはいっても、自宅からプロバイダまでの回線速度になるので、そこから先の速度によって実際の体感速度は決まる。しかし、自宅での利用環境が整備されていないとせっかく高速な経路に接続してもそのポテンシャルを生かすことはできない。

それでは、自宅の環境のどこをチェックしたらよいのだろうか。順に見ていこう。

ルータは1Gbpsをサポートしているのか

Buffaloの無線LANルータundefinedWZR-S900DHP

Buffaloの無線LANルータ WZR-S900DHP

プロバイダから貸し出されたONU(光回線終端装置)やモデムには、ルータという機器がつながっていることが多い。たとえば、コンピュータは有線で接続し、スマートフォンをWiFiで利用しているユーザは、無線LANルータがあるはずだ。

ここで、ルータの仕様表をチェックしよう。仕様表が見当たらなければ、インターネットでそのルータの仕様表を表示してみよう。このとき表現は異なることは多いが、以下のようになっているかをチェックしよう。

WAN側:1Gbps または 1000Mbps
LAN側:    同   上

WAN側はインターネット、LAN側はHubと記載されていることもある。一頃のルータは、両方とも100Mbpsだった。また、LAN側が1GbpsでもWAN側が100Mbpsであるルータも存在する。これでは、高速インターネットのポテンシャルを生かすことはできない。

なお、2Gbpsの回線を契約したユーザでも実際の速度が1Gbpsを上回ることは稀なのでルータ側が1Gbpsでも特に気にすることはない。インターネット側の環境に1Gbpsの契約より余裕があると考えればよいだろう。

次にチェックしたいのは、Hubの速度だ。次ページを見てみよう。

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