Hubも1Gbpsをサポートしているか
ルータの有線ポートが足らなくなった場合は、Hubという機器でポートを増やすことになる。このとき利用するのがHubという機器だが、このHubも1Gbpsをサーポートしているかをチェックしよう。ルータと同じように仕様表を見てもよいが、Hubに付いているLEDの表示を見た方が確実だ。
右上の写真は筆者の机上にあるHubだが、上段のLEDが緑であれば1Gbpsで接続(リンクという)されていることを示している。小さくて見にくいのだが写真を拡大して写真の左上を見てみよう。「Giga=緑 100M=オレンジ」の印字がある。
したがって、もし上段のLEDがオレンジの場合は、どこかに問題があることになる。なお、下段のLEDは、リンクしているかどうかをチェックするときに参照する。
また、コンピュータのLAN端子についているLEDでもチェックは可能だ。筆者のコンピュータの場合は、Hubとは真逆に下段のLEDがオレンジの場合が、1Gbpsでリンクしていることを示している。
ケーブルも要チェック
不良LANケーブル
Hubとコンピュータが近いので一番短いLANケーブルを100円(税別)で購入。もちろん、規格が「カテゴリー5e」であることを確認。
さっそく取り付けて利用してみると、やけに速度が遅い。ここで、チェックしたのが前頁で紹介したHubのLEDだ。よくみると100Mbpsでリンクしていることを示している。全結線ではない手抜きケーブルかと思って、ケーブルテスターで調べても結線上の問題は無かった。たぶん、ツイストペア結線の問題かと思うが、安価なケーブルは作動チェックが必須である。
1Gでリンクしているかどうかをチェックするには、LEDの表示をチェックするほかに、Windowsの機能を利用することもできる。
ローカルエリア接続の状態をチェック
「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」を選択し、「ローカルエリア接続」をダブルクリックして表示される「ローカルエリア接続の状態」の速度欄を見てみよう。ここに1.0Gbpsと表示されればよい。