紅葉に関する英語表現とは?
秋もいよいよ本番。もうじき紅葉の季節が訪れますね。紅葉狩りにお出掛けになる方も多くいらっしゃることでしょう。日本を訪れる外国の方々にも人気の秋の美です。
ところで、「紅葉狩り」は英語でどのように説明出来るでしょうか。
<目次>
「秋」の呼び名……アメリカ英語とイギリス英語の違いとは
まずは、紅葉の季節である「秋」の呼び名から見て参りましょう。アメリカ英語ではfallですが、イギリス英語ではautumn(オータム)が一般的です。どちらを使っても構いませんが、アメリカ英語とイギリス英語を混在させて使うのではなく、どちらかに統一することをおすすめします。
アメリカ英語の単語が並ぶ中、突然「秋」という単語のみをイギリス英語で表すと、バランスがあまり良くない印象になってしまうからです。
紅葉(もみじ)を英語で言うと?
それでは、紅葉(もみじ)を英語に直してみましょう。紅葉はJapanese mapleと言います。Mapleだけですと楓になります。ですから、いわゆる私達が想像する「もみじ」にぴったりなのは、Japanese mapleということになります。紅葉(こうよう)を英語で言うと?
紅葉(こうよう)は、red leavesやyellow leavesと言います。これは「葉」の一枚一枚に注目した紅葉の単語と言えるでしょう。山が赤や黄色に染まっている様子を表すには、autumn colours (colourは、colorのイギリス英語の綴りです)が最適です。「秋色」というイメージも表すことの出来る単語です。「紅葉する」を英語で言うと?
autumn color
緑の葉が赤や黄色に変わる、という様子を表すには、turn red/yellowがあります。turnには、「ある状態からある状態へ変化する」という意味がありますので、覚えやすいですね!こんな風に使えます。
例)The leaves are already turning yellow.
木の葉はもう黄色に色づき始めている。
例)The Japanese maple leaves have turned red.
もみじが色づいて来た。
2番目の例は、have とturnedの組み合わせ(have +過去分詞)ですから、「過去にある状態になり、それが今でも続いている」という「現在完了形」ですね。季節の変わり目を表す表現に、現在完了はよく使われます。
「紅葉狩り」を英語で言うと?
日本のように、紅葉の季節になると「色づいた木々を観に行こう!」という習慣は欧米ではあまり見かけません。山に行ったりお散歩をしていたりして、木々が色づいてきれいだなぁと思うことはあっても、あえて葉っぱを観に行くために遠出をするという習慣や、それを表す言葉もありません。アメリカの東海岸にあるボストンなどでは紅葉が非常に美しいことで有名ですので、秋を楽しみにしている方がたくさんいると聞きます。ぴったりな訳語はなかなか見つかりませんが、最近では、leaf peeping(文字通り訳すと「葉っぱのぞき」)という表現が見受けられます。
検索エンジンにかけると、2015年には49万件ほど検出されましたが、2017年には98万件に激増していました。Leaf peepkingが市民権を得た単語になっているようですね。改まった言い方ではありませんが、今後どうなっていくのか注目したいです。
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