フランス語

自然災害のフランス語(2ページ目)

豪雨、土砂災害、突然の火山の噴火も含め様々な自然災害のニュースが後を絶ちません。フランスのメディアでも伝えられた日本でのこうした災害に関するフランス語表現を、まとめてお勉強してみましょう。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

犠牲者にまつわる表現

eruption

多くの犠牲者を生む噴火活動

災害の報道においては、死者や生存者、行方不明者など繰り返し用いられる単語は覚えてしまいましょう。
  • victime(s)(ヴィクティム/犠牲者)
  • mort(e)(s)(モール/死者)
  • survivant(e)(s)(スュールヴィヴァン/生存者)
  • disparu(e)(s)(ディスパリュ/行方不明者)
  • blessé(e)(s)(ブレセ/負傷者)
  • réfugié(e)(s)(レフュジエ/避難者)
さらに以下のようなお決まりの表現も併せて覚えておくといいですね。主語に用いられているpersonne(ペルソンヌ)は「人」という意味ですが、この名詞が女性形であるため、以下の例のように形容詞や過去分詞にも性数の一致が必要となります。
  • 10 personnes sont mortes.(10名の人が亡くなった。)
  • 20 personnes sont (toujours) portées disparues.(20名の人が行方不明である。)
「行方不明とみなされる」という表現は、être porté disparu(エートル ポルテ ディスパリュ)を用います。上記の「行方不明」の例文を見て、どのように性数の一致が行われているか確認してみてください。また、「依然として行方不明」といいたい場合には、toujours(トゥジュール/相変わらず)を用います。挿入位置に注意してくださいね。

また少し難しい例になりますが、関係代名詞dontを用いて30 personnes dont on est sans nouvelles(消息がわからない30人)という言い方もよく使われます。

救助活動関係

次に、救助関係のフランス語をみてみましょう。「救助」にはsecours(スクール)、「捜索」にはrecherche(ルシェルシュ)という単語を用います。secoursは単数形と複数形が同じですが、複数になると「救助隊」や「応急処置」の意味で用いられることもありますので、文脈に応じて読み取ってください。また、救助活動についていう場合にはopération(オペラスィオン)を用います。以下のような例文を一度丸暗記しておくと応用がきいて便利ですよ。

Les opérations de sauvetage avaient été suspendues à cause de risques de nouvelle éruption.
(救助活動は新たな噴火の危険性があるために中断された。)

今回は少し難しい言い回しが多かったですね。とはいえ、ニュース関係のフランス語は決まった表現が多いので、少しずつ覚えていくと、新聞を読むのも、ニュースを聞くのもずっと楽になります。頑張ってください。

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