バンジャマン・ミルピエ インタビュー(2ページ目)

パリ・オペラ座の芸術監督に大抜擢！

その躍進は留まることを知らず、2014年秋からはパリ・オペラ座バレエ団新芸術監督に就任。ミルピエは1977年生まれの37歳。若くして世界最高峰のバレエ団のトップに君臨し、300年続く伝統と重責を担います。




1995年からパリ・オペラ座芸術監督を務めてきたブリジット・ルフェーブルが、2013/2014シーズン末をもって引退を発表。彼女の後任を務めるのは誰なのか、数々の名振付家やトップダンサーらの名が浮上し、さまざまな憶測が飛び交ってきました。

そんななか飛び込んできた“ミルピエ新芸術監督誕生”の知らせは、バレエ界を揺るがす一大ニュースとなって世界中を駆け巡ることに……。フランス出身ながら、オペラ座の生え抜きではなく、アメリカでキャリアを重ねてきた彼の起用はまさに予想外の人事。なみいる候補を押しのけての大抜擢です。

パリ・オペラ座バレエ団新芸術監督着任のため、ナタリー・ポートマンと彼らの息子を連れ、すでにパリへ移転も完了。もはや世界のセレブのひとりとなったミルピエ。新天地でどんな活躍をみせるのか、公私ともにその動向が注目されるところです。