2015年花粉症対策
2015年春は飛散量が東日本と西日本で分かれるため、対応も変わりそうです。ただ西日本が少ないからと言って安心はできません。長いスパンで見れば、スギ花粉の飛散量は増えている傾向にありますし、量が少なくても症状が出てしまう人はいますから、対策が必要です。花粉症対策には3原則があります。- 身の回りに飛散する花粉量を減らす
- 花粉の体内への侵入を防ぐ
- 花粉症の症状の軽減
身の回りの花粉を減らすには、飛散量の多い日の外出を控える必要があります。その参考になるのが、花粉飛散情報です。携帯やスマホでも見れるサイトやアプリが充実してきましたので、それを参考にしても良いでしょう。
- 環境省花粉観測システム(はなこさん) …観測点から自動的にデータが送信されるので、1時間ごとでリアルタイムに判ります。毎時35分に更新されています。
- 花粉情報(日本気象協会)…日本気象協会の予想で、本文でも参考にしています。
これら以外にも情報を提供しているサイトが多くありますので、自分が見やすいサイトを決めておきたいものです。手軽にスマホで見れるアプリがNTTドコモ、ウェザーニュースなどでも提供されています。
また、2014年には舌下免疫療法が可能になりました。この治療は花粉の飛散前に開始しないといけません。12歳以上で、2週間ごとに医療機関に受診できる方は、そろそろ治療を開始する必要があります。
…スギ花粉にも有効?ついに始まる花粉症の舌下免疫療法
部屋干し用の洗剤が毎年増えていますし、飛散の多い日には部屋干しが良いと言えます。外で干した場合、衣類に付いた花粉が屋内侵入してしまいます。
…1時間外出で数万個付着!意外と大事な衣類の花粉対策
…洗濯物に花粉をつけない方法
医療機関でできることは、花粉が飛散する前にくしゃみ・鼻水に効く「抗ヒスタミン薬」や鼻づまりに効く「抗ロイコトリエン薬」を内服する初期療法です。
抗ヒスタミン薬では、市販薬(アレグラ、アレジオン、ジルテック)も昨年より増えてきていますが、処方せん医薬品より量が少なかったり、値段が高いために、人によっては割高になってしまいます。
2015年は少なくとも前年より多そうなので、対策は早め早めがお勧めです。
参考までに今までの予想です。当たっていたでしょうか?
…2010年スギ花粉飛散予想と対策
…2011年スギ花粉飛散予想と対策
…2012年スギ花粉飛散予想と対策
…2013年スギ花粉飛散予想と対策
…2014年スギ花粉飛散予想と対策