2019年スギ花粉飛散予想

スギ花粉飛散

今年もスギ花粉が気になる時期になりました


2019年の花粉飛散量は、例年と比べるとやや多い地域が多く、特に中国地方で多くなっているようです。昨年は飛散量が多かったため、2018年と比較すれば全国的に少ない傾向を示していますが、北陸では2018年よりもやや多いと予測されています。

2019年のスギ花粉の飛散量は、主に前年2018年の夏の天候とスギ花粉の飛散量調査などを総合的に判断し、スギ花芽の発育と合わせて予想されています。

地域ごとに見てみると、前年比で60%程度から100%の地域まであり、例年比で100%から130%とほぼ例年並みかやや多いと言えます。
  • 北海道:スギ・ヒノキはありません(シラカンバはありますが、前年より少なく、例年より少ない)
  • 東北:前年より約70%でやや少なく、例年より約120%でやや多い
  • 関東:前年より約60%で少なく、例年より約110%でやや多い
  • 甲信:前年より約60%で少なく、例年より約110%でやや多い
  • 北陸:前年より約140%でやや多く、例年より約140%でやや多い
  • 東海:前年の約60%で少なく、例年より約110%でやや多い
  • 近畿:前年の約100%で前シーズン並み、例年より約110%でやや多い
  • 中国:前年の約90%で前シーズン並み、例年より約160%で多い
  • 四国:前年の約90%で前シーズン並み、例年より約100%で例年並み
  • 九州:前年の約100%で前シーズン並み、例年より約130%でやや多い
地域差はありますが、前年と比較すると、北陸以外は少ないかほぼ同じで、例年と比較すると、全国的にやや多いと予想されています。

この予想の根拠にある2018年の夏の気候を見てみましょう。
 

2019年スギ花粉飛散量に影響する2018年夏の気候の振り返り

スギの発育は夏の気候条件である最高気温・日照時間・降水量の影響を受けます。気温が高く、日照時間が多く、雨が少ないと、スギ花粉飛散数が多くなります。花粉飛散が多かった翌年の飛散量が少なくなる年を「裏年」、少なかった年の翌年に多くなる年を「表年」と言い、毎年交互になっていますが、最近は、表年、裏年での予想が難しくなっていますが、2018年が多かったので、2019年は2018年に比べると少なくなります。

それでは、2018年の夏の気候を見てみましょう。
  • 北海道:気温は平年並み、降水量はかなり多く、日照時間は少ない
  • 東北:気温はかなり高い、降水量は平年並み、日照時間は平年並み
  • 関東:気温はかなり高い、降水量は平年並み、日照時間はかなり多い
  • 甲信:気温はかなり高い、降水量は平年並み、日照時間はかなり多い
  • 北陸:気温はかなり高い、降水量は平年並み、日照時間はかなり多い
  • 東海:気温はかなり高い、降水量は平年並み、日照時間はかなり多い
  • 近畿:気温はかなり高い、降水量はかなり多い、日照時間はかなり多い
  • 中国:気温はかなり高い、降水量は平年並み、日照時間はかなり多い
  • 四国:気温はかなり高い、降水量はかなり多い、日照時間は多い
  • 九州:気温は高い、降水量は多い、日照時間は平年並み
でした。

気温は、かなり高い状態でした。日照時間は、かなり多くなっていました。降水量ですが、北海道と近畿、四国はかなり多く、九州でもに多く、それ以外は、平年並みか少ない状態でした。

台風の上陸した影響もあると思われます。

つまり、2018年の夏の気候で判断すると、例年より多い傾向があると言えます。
 

2019年の花粉症におすすめの対策方法

2019年は、全国的に例年より多いので、それなりに対策は必要で、早めの対策をしておいた方がよいでしょう。花粉症の症状は人によって異なるために、強く症状が出てしまう人こそ、本格的な花粉飛散シーズンの前に、自分にあった対策をとるようにしておきたものです。

2015年から保険診療で可能になった舌下免疫療法を既に受けている人にとっては、4年目になり、一度中断した人もいるかもしれません。この治療を行う場合は飛散前に3ヵ月は行った方が望ましいとされていますので、今から開始することはできません。しかし、今年の症状がひどい時には、2019年の秋までには治療を始めたいものです。ただし、この舌下免疫療法は毎日続けないといけない治療ですし、取り扱っている医療機関が限られていますので、事前に問い合わせておきましょう。詳しくは「スギ花粉にも有効?ついに始まる花粉症の舌下免疫療法」をご覧ください。

毎回のことになりますが、花粉症対策は以下の3つのポイントに従って行うようにしましょう。つまり、体外、体内への侵入、体内の3つです。
 
  1. 身の回りに飛散する花粉量を減らす
  2. 花粉の体内への侵入を防ぐ
  3. 花粉症の症状の軽減

身の回りに飛散する花粉量を減らすためには、屋内、とりわけ自宅内の花粉量を減らす工夫が大切です。そのためには、いつも以上にマメに掃除することが有効です。できれば、人の動きのない朝に掃除をするのがよいでしょう。掃除の排気で舞い上げる可能性もありますので、拭き掃除の方がよいかもしれません。空中の花粉を減らすには、空気清浄機も1つの方法です。空気清浄機は端におかず、人の動きの多い所やエアコンの風の対面などに置くようにしましょう。窓はあまり開けずに、アウターは花粉の付着しない素材がお勧めです。

花粉の体内への侵入を防ぐには、マスク、メガネをつけておきましょう。目や鼻に侵入した花粉を減らすには、生理食塩水で洗浄するのも1つの方法です。
マスク

花粉の体内の侵入を防ぐ定番はマスクです


花粉症の症状を早期に抑え、悪化を防ぐには、花粉が飛散する前(1週間程度前)または飛散開始直後に症状が出始めたら、くしゃみ・鼻水に効く「抗ヒスタミン薬」や鼻づまりに効く「抗ロイコトリエン薬」を内服する初期療法がお勧めです。特に、眠気の少ない「抗ヒスタミン薬」は現在、市販されております。

また、体調が悪いと花粉症の症状は悪化しますので、普段から体調を整えておく必要があります。睡眠不足は花粉症を悪化させ、花粉症のために睡眠不足になります。

普段からバランスのとれた食事を規則正しく摂取し、規則正しい生活で十分な睡眠をとることです。
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