2022年のスギ花粉飛散予想・予測、2021年との比較

スギ花粉飛散

今年もスギ花粉が気になる時期になりました

2022年の花粉飛散量は、例年と比べると少ない地域が多く、ほぼ例年並で、東日本は例年並みかやや多いようです。2021年は例年よりやや少なかったために、2022年と比較すればに多い地域が増えている傾向を示していますが、東海、北陸、関東、東北では2021年よりも非常に多い場所もあると予測されています。

2022年のスギ花粉の飛散量は、主に前年2021年の夏の天候とスギ花粉の飛散量調査などを総合的に判断し、スギ花芽の発育と合わせて予想されています。

地域ごとに見てみると、前年比で60%程度から110%の地域まであり、例年比で70%から170%とほぼ例年よりやや多いからやや少ないと言えます。
  • 北海道:スギ・ヒノキはありません(シラカバで、前年より非常に多く(310%)、例年より非常に多く(220%)なっています)
  • 東北:前年より約120%でやや多く、例年より約110%でやや多い
  • 関東:前年より約120%でやや多く、例年並で約100%
  • 甲信:前年より約120%でやや多く、例年並で約100%
  • 北陸:前年より約170%で多く、例年並で約90%
  • 東海:前年より約130%でやや多く、例年より約80%でやや少ない
  • 近畿:前年より約70%でやや少なく、例年より約70%でやや少ない
  • 中国:前年より約80%でやや少なく、例年より約70%でやや少ない
  • 四国:前年より約80%でやや少なく、例年より約70%でやや少ない
  • 九州:前年並で約100%、例年並で約90%
地域差はありますが、前年と比較すると、多くなっている地域が少なく、例年と比較すると、全国的に同じか少ないと予想されています。

この予想の根拠にある2021年の夏の気候を見てみましょう。

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2022年スギ花粉飛散量に影響する去年夏の気候情報

スギの発育は夏の気候条件である最高気温・日照時間・降水量の影響を受けます。気温が高く、日照時間が多く、雨が少ないと、スギ花粉飛散数が多くなります。花粉飛散が多かった翌年の飛散量が少なくなる年を「裏年」、少なかった年の翌年に多くなる年を「表年」と言い、毎年交互になっていますが、表年、裏年での予想が必ずしも正確になってきておりません。2021年は飛散が多かったとされていたので、2022年は前年より少なくなる傾向がありますが、気候の影響が大きいと言えます。

それでは、2021年の夏の気候を見てみましょう。
  • 北海道:気温はかなり高く、降水量はかなり少なく、日照時間はかなり多い
  • 東北:気温はかなり高く、降水量は平年並み、日照時間は多い
  • 関東:気温は高く、降水量はかなり多く、日照時間は平年並み
  • 甲信:気温は高く、降水量はかなり多く、日照時間は平年並み
  • 北陸:気温は高く、降水量は平年並、日照時間は多い
  • 東海:気温は高く、降水量は多く、日照時間は平年並み
  • 近畿:気温は平年並み、降水量はかなり多く、日照時間は平年並み
  • 中国:気温は平年並み、降水量はかなり多く、日照時間は平年並み
  • 四国:気温は低く、降水量は多く、日照時間は平年並み
  • 九州:気温は平年並み、降水量は多く、日照時間は平年並み
でした。

2021年は東日本では気温が高かったようです。一方、西日本は気温も平年並みで雨も多く、日照時間も多くありませんでしたので、少ないと予想されています。

北海道ではシラカバの花粉、東北ではスギ花粉の生育が良いと考えられます。
 

2022年の花粉症におすすめの対策方法

2021年はマスク生活が多かったせいか、花粉症の症状がマシだった人も多かったかもしれません。引き続き、外出時のマスク生活を続くとすれば、花粉症の症状は比較的ましと考えられます。ただ、北海道および東北での花粉が2021年より多い地域であるために、昨年よりは警戒したほうがよいでしょう。花粉症の症状は人それぞれですので、それなりに対策は必要で、早めの対策をしておくに越したことはありません。本格的な花粉飛散シーズンの前に、自分にあった対策をとるようにしておきたものです。

花粉の飛散時期は、2021年と同様、九州では、2月9日頃から始まり、北上し、例年並と予想されています。東北では2月末には飛散し始めます。

2015年から保険診療で可能になった舌下免疫療法を既に受けている人効果を実感している人もいると思われますし、2021年12月までに開始すればよいかもしれません。この治療を行う場合は飛散前に3ヵ月は行った方が望ましいとされています。2021年の症状がひどい時には、2022年になる前(遅くとも2021年12月)に始めた方がよいでしょう。ただし、この舌下免疫療法は毎日続けないといけない治療ですし、取り扱っている医療機関が限られていますので、事前に問い合わせておきましょう。詳しくは「スギ花粉にも有効?ついに始まる花粉症の舌下免疫療法」をご覧ください。

毎回のことになりますが、花粉症対策はポイントは以下の3つです。つまり、体外の花粉、体内へ花粉の侵入、体内の花粉に対する対策の3つです。
 
  1. 身の回りに飛散する花粉量を減らす
  2. 花粉の体内への侵入を防ぐ
  3. 花粉症の症状の軽減

身の回りに飛散する花粉量を減らすためには、屋内、とりわけ自宅内の花粉量を減らす工夫が大切です。そのためには、花粉の飛散時期には特に、こまめに掃除することが有効です。できれば、人の動きのない朝に掃除をし、掃除の排気で舞い上げる可能性もありますので、拭き掃除の方がよいかもしれません。空中の花粉を減らすには、空気清浄機も1つの方法ですが、空気清浄機は端におかず、人の動きの多い所やエアコンの風の対面などに置くようにしましょう。感染症対策として喚起するなら、窓はあまり開けずに、カーテンを使用しましょう。アウターは花粉の付着しない素材(綿、化繊など、ただし静電気には注意)がお勧めです。屋外の対策は、花粉の飛散の多い日の外出を控えるようにします。

花粉の体内への侵入を防ぐには、マスク、メガネをつけておきましょう。マスク不足になることはないと思いますが、早めに花粉症のシーズン程度分のマスクを用意しておきたいものです。

目や鼻に侵入した花粉を減らすには、生理食塩水で洗浄するのも1つの方法です。
マスク

花粉の体内の侵入を防ぐ定番はマスクです

花粉症の症状を早期に抑え、悪化を防ぐには、花粉が飛散する前(1週間程度前)または飛散開始直後に症状が出始めたら、くしゃみ・鼻水に効く「抗ヒスタミン薬」や鼻づまりに効く「抗ロイコトリエン薬」を内服する初期療法がお勧めです。特に、眠気の少ない「抗ヒスタミン薬」は現在、市販されております。
費用が高くなりますが、重症のスギ花粉症に対する治療として、抗IgE抗体(オマリズマブ)という皮下注射もあります。ただし、実施できる医療機関が限定されています。

感染症対策にも言えることですが、普段からの体調管理も需要です。
体調が悪いと花粉症の症状は悪化しますので、普段から体調を整えておく必要があります。睡眠不足は花粉症を悪化させ、花粉症のために睡眠不足になります。

普段からバランスのとれた食事を規則正しく摂取し、規則正しい生活で十分な睡眠をとることです。

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