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  • 油と免疫の関係-p.1
  • 加熱調理に良い油は?-p.2

    お酢(酢酸)も油の一種ということはご存知でしたか?ご存知でない方が多いと思いますが、実はお酢、一番簡単な脂肪酸なのです。
    この脂肪酸(油)についての研究は日進月歩なので、定説がどんどん変わっていきます。例えば、30年には善玉だったリノール酸は現在、アトピーや発癌に関係する可能性が指摘されています。
    そんなコロコロ定説が変わる油の使用(加熱調理)の際、アトピーや今一番ひどい花粉症のアレルギーに有効な油は一体何なのでしょうか?
    私は、6000年の歴史を持つオリーブオイルを推薦します。

    リノール酸はアレルギーのアクセル

    リノール酸はアクセル
    油と言うと直ぐに動脈硬化の話が浮かびますが、免疫系での油の役割を簡単に復習しましょう。しかし、油と免疫というとしっくり来ない方が多いと思います。
    必須脂肪酸のリノール酸からできるアラキドン酸という物質が、いろいろな反応の元の物質になるのです。アラキドン酸からできるいろいろな物質は免疫系に対しては花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーに関係した炎症反応を強めるように働きます。ですからアラキドン酸の元になるリノール酸はアレルギーのアクセルと言えます。
    リノール酸は動脈硬化を予防するといわれましたが現在は否定されています。
    リノール酸は動物実験では発癌性の増強作用があるとされています。少なくとも積極的にリノール酸はとるべき油ではありません。
    しかも、リノール酸の必要量は非常に少ないので通常の食事では不足する事はありません。

    αリノレン酸はアレルギーのブレーキ

    αリノレン酸はブレーキ
    αリノレン酸はリノール酸と同じで必須脂肪酸です。αリノレン酸の名称よりも、αリノレンからできるEPA(IPA)(エイコサペンタエン酸/イコサペンタエン酸)や、EPAからできるDHA(ドコサヘキサエン酸)方が馴染みがありますね。EPAやDHAは上に述べたアラキドン酸からできる物質の産生を妨害する事がわかっています。αリノレン酸はアレルギーのブレーキと言えます。
    αリノレン酸の必要量も非常に少ないので通常の食事では不足する事はありません。

    オレイン酸は免疫系に影響しません

    オレイン酸は影響しません
    オレイン酸は生体内で合成できる油です。実際、豚肉、牛肉、鶏肉が含む油の約40%はオレイン酸です。オレイン酸からはリノール酸やαリノレン酸、EPA、DHAのように免疫系に関係する物質はできません。ですからオレイン酸は免疫系に影響を与える事はありません。


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