“坂”から見る街
天王寺七坂の一番南「逢坂」側にある細い路地から「安居神社」の境内に入る事ができます。大坂の陣で活躍した武将 真田幸村は、この安居神社の境内で戦死したと言われていて、境内には真田幸村戦死跡の碑があります。一行が大挙して安居神社に入って行く
「安居の清水」、別名「かんしずめの井」といわれる井戸
真田幸村像。なぜか体をなでる人が多かった。
後の写真もまだまだありますので、安居神社の紹介はこれくらいにして、北側の街並みへと向かいましょう。
安居神社の境内から北側の住宅地に抜ける急な階段
階段を下りると静かな住宅地。対面通行で自動車がバンバン通る幹線道路だった「逢坂」とのギャップが激しいです。「逢坂」よりワンブロック北にあるのは「天神坂」。路面が石張りで趣があります。(神社出る坂)
天神坂
先ほどの喧騒がウソのようなシックなたたずまいの天神坂。これが大阪ど真ん中の景色とはにわかに信じがたいです。
そして、松屋町筋に並行するように上町台地のガケ部分を北上。ワンブロック上に清水寺があり、その横を通る坂は「清水坂」とよばれています。お寺の名前の呼び方は「キヨミズデラ」が正解です。
清水寺にむかう「滝道」。天王寺七坂以外にも坂がある!
境内の玉出の滝。市街地内にある相当な高低差がわかります。
「清水寺の舞台」から見下ろす大阪の街。また通天閣が見えています。
階段状になっている清水坂。お寺の塀に高低差が表れています!
お寺、神社、その間を通る坂道、階段。フラットな場所が多い大阪市内では珍しい風景です。次の頁は、さらに北上、「愛染さん」の名前で親しまれる愛染堂界隈に参りましょう!