高低差のある土地の魅力とは
前回の「高低差が楽しい!~天王寺/四天王寺界隈」では天王寺公園から四天王寺までを歩きました。今回はその続き、上町台地の西端にあたる「天王寺七坂」を中心に紹介いたします。その前に前回のおさらい。地盤面に高低差のある土地には以下の様の魅力があります。
- 眺望がとれる
- 景色に変化がある
- 街並に多様性がある
天王寺七坂を歩いた際も、坂の上(坂の東端)から見る眺望の良さ、坂の上と下での街の見え方の違い、坂の周辺にある建造物の様々な形状、それぞれに楽しむ事ができまました。では早速、天王寺/四天王寺界隈の街並を「高低差」を中心にご紹介いたします。前回の続きですので、四天王寺からの紹介です。
市で賑わう四天王寺
今回のワークショップはたまたまお彼岸の日にあり、たくさんの屋台等々が並んでいました。また毎月21日22日は四天王寺骨董市が開催されます。
四天王寺境内の池にいる亀
こちらは四天王寺境内の池にいた亀。たくさんいます。数百匹はいるかな? 散歩がてらの亀見物、癒されそうです。
四天王寺を出て西に向かい茶臼山の北側、一心寺の周辺へ。この辺りは上町台地の西端であり、西側の、丁度通天閣のある方向に向かって大きな高低差があります。
一心寺前交差点。ここが「逢阪」。
市街地にしては結構な坂道になっていることがわかります。ここから右方向(西方向)を振り向くと……。
一心寺周辺から通天閣を見下ろす。大阪的景色。
なだらか、というには少し勾配のきつい坂です。結構な長さです。画像右半分、通天閣が眼下に見えるのがわかります。こちらの坂が「逢坂」。天王寺七坂の一つであり、一番南側であり、一番往来の激しい坂です。
「逢坂」はあまり情緒、風情のある坂ではありません。では他の坂道はいかに? 次ページでは松屋町筋の東側を上町台地のガケ部分の高低差を楽しむ(?)ために他の坂を見てみましょう。