「グローバルフロントタワー」第1期497戸完売
新築マンション市場は、2013年の勢いを保ちつつも消費増税前の駆け込みの反動や価格上昇による購入意欲の減退などによって、総じて好調とはいい難い状況にある。だが、なかには郊外ながら都心部の相場観で早期完売した現場もあり、コントラストの強いまだら模様といえる。(参照:「プラウドタワー立川」分譲坪単価@342.5万円の根拠)JR山手線「田町」駅最寄りの大規模タワーマンション「グローバルフロントタワー」(売主:三井不動産レジデンシャル他、施工:清水建設)全883戸も好調の部類に入る代表的プロジェクトだろう。半年余りで497戸(第1期)を完売させたのだから。
「港区」「山手線」「大規模」「タワー」と注目スペックを多々備えるだけに、順調な売れ行きも当然と思えるが、取材を通して見えてきたのは「将来性に着目した需要」が集まっていること。検討客は未来の資産価値に期待しているのである。
「グローバルフロントタワー」3つの将来性
以下、当マンションプロジェクトの将来性について3つのポイントから解説してみたい。まずは、地域(ゾーン)そのものに「街づくりの力点」が置かれていることだ。「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014(案)」(東京都)では、都市再生緊急整備地域やアジアヘッドクオーター特区などへの指定を受け、また2020東京五輪、羽田空港の国際化に伴い「品川駅・田町駅周辺地域は、首都圏有数の交通結節点となり、大規模な土地利用転換の可能性、魅力ある歴史・環境資源など、国内でも稀有な特色と高いポテンシャルを持っています」(<はじめに>より引用)とし、まちづくりの見直しを余儀なくされたと記している。これは近年目まぐるしい変化が品川田町ゾーンに集中していることを意味している。今後10年~15年の間に東京の中心部となり、不動産は利用価値の向上が期待できるだろう。
次に、「田町」駅と現地を挟むように「田町駅東口北地区」再開発が存在すること。約7.7haもの敷地には区の施設や病院、テニスコート約26面もの広大な公園が予定されている。オフィスばかりでなく「生活利便を向上させる」点に注目したい。現地までのアプローチは駅直結のデッキを使えるから日々快適さを実感できるだろう。
最後は、現地周辺の景観だ。タワーマンションの見どころは何といっても空地の広さを生かした環境創造にある。これは規模が大きいほど変わり様がダイナミックになる。(一部)運河に面したロケーションをいかし、緑地を設え、内側(共用部)からは借景として活用する。中域(品川田町間)、狭域(徒歩圏)、現地と、すべてに将来性を感じられる珍しい物件であるといえる。
環状2号線による物流の変化
現状、都心から台場・有明といった臨海地区に車両で渡るには、レインボーブリッジ(第一京浜「芝4丁目」から「南浜橋」経由)か晴海通りを使う。地上50メートルを駆け上がる(レインボーブリッジ)か、常時混雑の激しい(晴海)通りを使うか。主にこの二択である。今年3月新橋~虎ノ門間が開通した環状2号線が勝どきまで開通すれば、車両交通の流れはどう変わるだろう。4番目にこの将来性を指摘したいが、こればかりは具体的な想像が及ばない。
9月6日からはじまった第2期も集客は順調だそう。登録開始は10月中旬を予定。予定価格は4,200万円~1億1600万円台。予定最多価格は8,000万円。入居は平成28年03月下旬予定。
【参考記事】
「グローバルフロントタワー」の防災対策
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