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大貫勇輔『Dracula(ドラキュラ)』インタビュー!(4ページ目)

この秋、NBAバレエ団が創立20周年記念公演として『Dracula(ドラキュラ)』を上演。マイケル・ピンク振付けの話題作が、遂に日本初上陸を果たします。主演を務めるのは大貫勇輔さん。気鋭のダンサーとバレエ団の異色のタッグも見所のひとつです。ここでは、リハーサル中の大貫さんにインタビュー。作品への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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オリジナルとの違いは? どの程度踏襲されるのでしょう?

ph

 

大貫>衣裳もセットも現地から送られたものを使っていて、オリジナルとほぼ同じ舞台になると思います。振付けも同じで、一幕からかなり踊ります。そこにカツラや衣裳が加わってくるから大変。なかでも赤いマントはかなり重くて……。

最初に映像を見たときはそれほど感じなかったけど、実際振り移しに入った瞬間“うわ、何て難しいんだ!”と(笑)。特に二幕と三幕はポワントの女性とのパ・ド・ドゥがあって、それが僕にとっては非常に手強いところ。コンテンポラリー・ダンスのコンタクトとはやっぱり違いますね。今はまだ慣れていないので、かなり苦戦している感じです。慣れればきっとできるとは思う。でもできたとしても、“いい”と言わせるのは難しいですよね。

ph

 

久保さんは現地でもずっと踊られていたそうです。最後に踊ったのは6年前だと聞きましたけど、一流の場でずっとやってきた方なので、動き出すとやっぱりバシッとハマる感じがあって。だから、一緒にリハーサルをしてるとすごく楽しいし、時間の経つのがあっという間です。僕もやっと振りが身体に馴染んできて、ドラキュラの感覚が途切れなくなったという手応えがある。あとは久保さん演じるハーカーと僕のドラキュラとの関係をもっと細かいところまで作り込んでいかなければなと思っています。


肉体づくりで何か行っていることはありますか?

ph

 

大貫>ドラキュラなのでシャープな方がいいかなと思い、今ちょっと身体を絞っています。朝はしっかり食べて、レッスンして、その間は何も食べずにいて、夕飯は炭水化物抜き。お酒は飲み過ぎない程度にセーブして。最近のマイブームは緑茶。脂肪燃焼を助けるという緑茶を半信半疑で飲んでいたら、どんどん身体が薄くなった。もともと内臓脂肪が多かったんでしょうね。今4キロ落ちたので、あともう2キロくらい落とせたらいいなと思っています。

たぶんこれまで太りすぎてたんだと思う(笑)。体力的にも全然問題ないですね。『ドリアン・グレイ』の後、あまりストイックな感じより自分がしたいようにしようと思った時期があって。それが一番健康にいいのではと考えていたんですけど……。

ph

 

『ドリアン・グレイ』
が終わってから、筋トレも辞めてました。ちょっと身体を壊してしまったということもあったし、それに無駄な筋肉が付いてしまうから辞めようと。再開したきっかけは、『Rock the Ballet2』。上半身脱いで踊るので、筋トレしないとやはり締まりがない。今は身体を壊さないくらい、やりすぎない程度に鍛えています。



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