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大貫勇輔『Dracula(ドラキュラ)』インタビュー!(3ページ目)

この秋、NBAバレエ団が創立20周年記念公演として『Dracula(ドラキュラ)』を上演。マイケル・ピンク振付けの話題作が、遂に日本初上陸を果たします。主演を務めるのは大貫勇輔さん。気鋭のダンサーとバレエ団の異色のタッグも見所のひとつです。ここでは、リハーサル中の大貫さんにインタビュー。作品への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


リハーサルの様子はいかがですか?

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大貫>稽古は8月上旬から始めました。月曜から金曜まで毎日バレエ団に通って、朝10時から5時までレッスンとリハーサルをしています。二週目で振り移しは全て終わったので、今はブラッシュアップしているところ。

ゲストティーチャーが現地から来ていて、細かく指導していただいています。注意されるのはムーブメント的なこと が多いですね。例えばジャンプで踏み込むときフレックスになっていたとか、タイミングがちょっと早い、遅い、もうちょっと上手まで行ってく れ……、とか。

芝居的な部分はベーシックな型を教わった上で、あとは自分の好きなようにやっていいよと言われています。僕の方からもアイデアを出していて、
ph

 

“ここはこう思うんだけど”って提案すると、“うーん、そこはこうじゃない?”とか、“それはいいかもね”という感じで柔軟に意見を汲み取ってくれる。でも、マイケルが来たらまた変わるとも言われていて。マイケルがそのひとに合ったドラキュラ像を指示するだろうから、それに従うのが一番いいと。マイケルが来日するのは本番の二週間前。だからそれまでは、あまりガチガチに役を固めすぎないようにしています。


バレエ団の雰囲気はいかがですか?

ph

 

大貫>すごく温かいカンパニーだなって感じます。みんなオープンだし、優しいし、一緒にいて本当に楽しい。僕がこれまでやってきた仕事はライバル意識だったり、こいつより良く見せてやろうって気持ちが強い現場が多かった。そういう意味ではピリピリ感があまりないし、仲が良過ぎる部分はあるかもしれない。そこに僕が加わることで、いい刺激になったらという気持ちはありますね。

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