カーテンで収納と部屋をソフトにつなぐ
隠す収納を考える際には、収納の扉の形状についても考え合わせることになります。開き扉にすると、家具を配置するときに扉の幅のぶんだけスペースを空けておかなければなりません。折り戸にすると、そのスペースを縮めることができます。さらに、引き違いの戸なら、そのスペースぶんが不要です。これが一般的な考え方ですが、そもそも扉を付けなくてもいいのでは?というアプローチもあります。目隠しするためなら布でも十分。全開にしたり、中央に寄せたりするなど、開き度合いが簡単に調節できます。扉のような堅い素材で部屋と収納と隔てるのとは違って、布使いで仕切りながらつなぐ柔らかい関係が、部屋全体を優しいムードをもたらしてくれます。
マリメッコをはじめ、テキスタイルデザインに優れているフィンランド。建築家も積極的に布を活用しています。そのため、巨匠の名作であるにも関わらず、インテリアに親近感をもたらすのにも布がひと役買っています。
子ども部屋の収納もフィンランドスタイルで素敵なアレンジに。IKEAが提案しているキッズスペースも良いお手本になります。毎日必ず使う「今日をステキに始める場所」、寝室と洗面所もIKEA流収納にはヒントがイッパイ。どんどん取り入れて、片付く素敵なインテリアに整えましょう。